裁判官からの説諭に注目…31日清原被告の判決公判

2016年5月31日6時0分  スポーツ報知

 覚醒剤取締法違反(所持、使用など)に問われた元プロ野球選手・清原和博被告(48)の判決公判が、31日午後1時半から東京地裁(吉戒純一裁判官)で開かれる。

 判決公判で、関心が集まるのが、判決内容の説明後に裁判官が被告に対して行う説諭だ。「二度と過ちを繰り返さないように」ということを諭すものだが、表現方法や内容は、裁判官に委ねられている。

 2009年11月、歌手・酒井法子(45)に執行猶予3年(懲役1年6月)の判決が言い渡された際は、裁判官が「あなたの口で(判決を)言ってみてください」と主文の復唱を指示。その後「長年、芸能人としてドラマや映画でいろいろな役をしてきたと思いますが、残念ながらこの事件と裁判は現実です。その重みに負けず、薬物と手を切り、更生されることを望んでいます」と話した。

 傍聴希望者が多数予想されることから、傍聴券の抽選は初公判同様に日比谷公園で行われる。酒井、ASKA(58)の判決公判も同所で抽選されたが、並んだ人数はいずれも初公判時の半数以下(酒井=6615人→3030人、ASKA=2646人→1074人)に。初公判では3769人が並んだ清原被告の場合はどうなるか、注目される。

 ◆31日の判決公判の流れ 清原被告は前回の初公判で罪状について全て認めており、争点はないことから、判決公判は一般的な薬物事件と同様に十数分で終了するもようだ。公判は最初に主文が読み上げられた後、判決内容について裁判官から説明がある。その後、説諭が行われて閉廷する。

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