学校法人青葉学園が運営する東京医療保健大学(本部・東京都品川区)の4年制看護学部が2018年4月に和歌山市内に新設されることになった。
定員は各学年90人で、キャンパスは市内に2カ所設ける予定。1、2年生は、統合により17年度に移転する市立雄湊小学校(同市東坂ノ上丁)の校舎や体育館を利用。3、4年生になると日本赤十字社和歌山医療センターに近接する和歌山赤十字看護専門学校(同市小松原通4丁目)の校舎で学ぶ予定。専門学校はこれに伴い、同年4月の入学者をもって募集を停止する。30日に県と市、大学、日赤和歌山医療センターの4者で協定の締結式があった。出席した東京医療保健大学の田村哲夫理事長は「看護師の数を増やすだけでなく、質を確保することが緊急の課題。3者と密接に連携をとって、看護師の養成をしっかりとやっていきたい」と述べた。
和歌山県内の看護系学部は、これまで県立医科大保健看護学部のみ。県医務課によると、県内に1カ所しかないのは全国で和歌山を含め5県のみという。また和歌山赤十字看護専門学校は全学年で最大150人だったが、大学は360人と倍以上に増え、若手人材の確保や町の活性化も期待される。尾花正啓市長は「市にとって看護師の確保は不可欠。まちの中心部のにぎわいにもつながり、将来の希望の光です」と述べた。
大学副学長に県出身の坂本すがさんが就任している縁もあり、県は11年6月から大学に誘致活動をしていた。
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