中国で「知的財産ビジネス」広がる動き
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模倣品や海賊版が横行してきた中国ですが、今、著作権など「知的財産」を新たにビジネスに利用しようという動きも出始めています。
中国政府は、横行する模倣品や海賊版などへの国内外からの批判や、付加価値の高い商品を作り出していかなければ経済成長は望めないという危機感から、知的財産の活用や取り締まりを強化しています。
こうした知的財産を巡る環境の変化のなかで、外国のアニメを配信する権利を購入して配信したり、キャラクターなどを基にゲームを作ったりする、「知的財産ビジネス」が中国で広がり始めています。
このうち、上海にあるスマートフォン用のゲームを開発している会社では、中国でも人気がある日本のキャラクター「ハローキティ」をゲームにする権利を獲得し、開発を進めています。この会社では、本来のキャラクターのイメージや世界観を守ることを最優先に、権利を持つ日本の会社の監修を受けながらゲームの開発を行っていて、パンダとコラボレーションさせたハローキティなど中国独自のゲーム開発に挑戦しています。
また、海外のアニメなどの動画を配信する権利を持つ会社では、専門のチームを立ち上げ、自社が権利を持つ動画の違法アップロードがないか監視をし、見つけた場合には削除の要請や訴訟も行うなど権利の保護にも力を入れています。
こうした中国で広がる知的財産ビジネスについて、中国で権利を巡る訴訟などに関わっている日本人の弁護士は「当局の目を盗んだ模倣品がまだまだあるものの、ビジネスチャンスとなると非常に早く拡大するのが中国。日本のコンテンツ関連業者も清濁併せのんで中国でビジネスを作っていくという姿勢が重要だ」と指摘しています。
こうした知的財産を巡る環境の変化のなかで、外国のアニメを配信する権利を購入して配信したり、キャラクターなどを基にゲームを作ったりする、「知的財産ビジネス」が中国で広がり始めています。
このうち、上海にあるスマートフォン用のゲームを開発している会社では、中国でも人気がある日本のキャラクター「ハローキティ」をゲームにする権利を獲得し、開発を進めています。この会社では、本来のキャラクターのイメージや世界観を守ることを最優先に、権利を持つ日本の会社の監修を受けながらゲームの開発を行っていて、パンダとコラボレーションさせたハローキティなど中国独自のゲーム開発に挑戦しています。
また、海外のアニメなどの動画を配信する権利を持つ会社では、専門のチームを立ち上げ、自社が権利を持つ動画の違法アップロードがないか監視をし、見つけた場合には削除の要請や訴訟も行うなど権利の保護にも力を入れています。
こうした中国で広がる知的財産ビジネスについて、中国で権利を巡る訴訟などに関わっている日本人の弁護士は「当局の目を盗んだ模倣品がまだまだあるものの、ビジネスチャンスとなると非常に早く拡大するのが中国。日本のコンテンツ関連業者も清濁併せのんで中国でビジネスを作っていくという姿勢が重要だ」と指摘しています。