いただいているご質問の中で、もっとも多いお問い合わせは
「今年(平成28年)の2月初めに長浦理事長から送られたあの書類はいったいなんだったのですか?」
というものです。現物を以下のご提示します。
長浦が申請を取り下げるために総会出席者に向けて発行した「同意書」とされる文書です。日付は平成28年2月9日。
NPO法人は「法人」ではありますが、一般法人(有限会社・株式会社など)とは違いその事業の公共性が問われます。一般法人にありがちな、ワンマン社長が君臨するような組織であってはなりません。あくまで民主制に基づいた意思決定が必要と規定されています。したがってNPO業務の決定の方法は以下の二点あります。
A.理事会で決めたことを総会で決議する
B.総会で決議されたことを理事会が推進する
何やらややこしいことを書いておりますが意思決定権が理事会にあるか総会にあるか、という違いです。これを開設時に選択することになっています。
ちなみに元気お届け隊はAを採用しましたが、いずれにせよ総会の存在を無視する事は出来ません。
平成27年10月18日に設立総会を開催し、全員の前で発表・決議された申請を覆すという行動を起こす場合は、理事会決議を行なった上で、再度総会を開き改めて決議する必要があります。それをわずか紙切れ一枚で済ませるなどとは、
特定非営利活動促進法の精神に反する行為としか言えません。
総会軽視・正会員否定もさることながら、他の理事に対して連絡も通告もなく行っていることから、よほど後ろめたいことがあったのでしょう。
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