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 大韓航空は30日、東京・羽田空港で離陸しようとして出火したボーイング777―300型機の左エンジンが、2004年10月に製造され、機体に取り付けたのは14年11月だったと公表した。国の運輸安全委員会が原因調査を続けている。

 大韓航空によると、エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社製で、4月の定期点検で異常は見つからなかった。国内航空各社によると、航空機のエンジンは整備のため機体から外すことがあり、今回のエンジンは04年の製造後、14年まで使われていた可能性が高いという。

 委員会の調査では、エンジン内部の燃焼室後部で高速回転するタービンブレード数十枚が根元から折れていることがわかっている。外部から異物を吸い込んだ形跡はなかった。