中国海警局4隻 尖閣諸島沖の領海に一時侵入

30日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船4隻が一時日本の領海に侵入しました。4隻は、その後も、領海のすぐ外側にある接続水域を航行していて、海上保安本部が再び領海に近づかないよう警告と監視を続けています。
第11管区海上保安本部によりますと、30日午前10時前後に尖閣諸島の久場島の沖合で、中国海警局の船4隻が相次いで日本の領海に侵入しました。4隻はおよそ1時間半から2時間にわたって日本の領海を航行したあと、正午前までに領海から出たということです。
4隻は午後3時現在、魚釣島の南南西およそ28キロの日本の接続水域を航行しているということで、海上保安本部が再び領海に近づかないよう警告と監視を続けています。
尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入したのは今月17日以来で、ことしに入って合わせて14日になります。