2015年10月05日

【大阪ダブル選】橋下氏「大阪を副首都にするため都構想必要」ダブル選控え街頭演説 2015.10.4

【大阪ダブル選】橋下氏「大阪を副首都にするため都構想必要」ダブル選控え街頭演説
産経ニュースwest 2015.10.4 20:43更新
http://www.sankei.com/west/news/151004/wst1510040055-n1.html

 大阪維新の会は4日、大阪府知事、大阪市長のダブル選(11月22日投開票)の立候補者の正式発表後初めて、大阪・ミナミで街頭演説を行った。橋下徹代表(大阪市長)は、府知事選に出馬する現職の松井一郎幹事長(51)と市長選に立候補する元衆院議員、吉村洋文(ひろふみ)氏(40)とともにマイクを握り、「自民党と共産党が(市長選で)組んで政策を実現できるはずがない」「大阪自民党が大阪をぼろぼろにした」と“非維新”勢力を痛烈に批判。「大阪を再生させて『副首都』にもっていくためには都構想が必要だ」と、改めて都構想への支持を呼びかけた。

 橋下氏は約5カ月前に実施された都構想の是非を問う住民投票で、賛成を呼びかけた際と同じ高島屋大阪店前で街頭演説した。

 大阪維新誕生前の府・市行政について「公務員が優遇され、自民や共産は何もやってこなかった」と主張し、無所属で出馬する自民党の柳本顕市議(41)=自民推薦=に対しても「今ごろいろいろ言うなら市議をやっている間に改革してくれればよかった。だから僕が破壊的改革をやらざるを得なかった」と述べて牽制した。

 さらに「僕は(市長任期満了の)12月18日に政治家を辞めるが、たいした影響はない。大阪維新はきちんと組織になっている」とし、「市政、府政をよく知る議員が立候補するのが選挙の王道」と、元市議の吉村氏と府知事である松井氏を擁立する意図を説明。「維新は都構想だけやっていたわけではない」と公務員制度改革や財政再建の改革実績があると強調した上で、吉村氏については「僕に欠けていた信頼力、誠実さがあり、対話や協調をしっかりやって粘り強く改革を進めることができる。それが維新政治の第2ステージで、創造的改革、修復的な改革に1歩進めさせてほしい」と、ダブル選での支援を訴えた。

 また、日本歯科医師連盟が自民や民主党の国会議員に違法な迂回献金をしたとされる政治資金規正法違反事件にも触れて「これが自民や民主の政治。新しい構築、創造をしないといけない」と述べ、「過去の大阪に戻すのか。力のない大阪自民では何もできない。だから国政政党『おおさか維新の会』を立ち上げた」と主張した。

 都構想については、東京都が誕生するまで48年かかったとして「なかなかわかりづらい『大阪都』とは何か、まずは市民に考えてもらうために住民投票までもっていった」と説明。自民主導で住民投票後に設置された大阪戦略調整会議(大阪会議)では実質議論が進んでいないとして「大阪を再生させ、東京に並ぶ(日本の)2つ目のエンジン、副首都にもっていくには都構想が必要。大阪の未来を考えれば都構想のほうが優れていると確信している。政策選択をしていただきたい」と呼びかけ、大阪会議と、都構想の練り直しとの比較を求めた。
posted by 結 at 12:49| 一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする