排水溝に落ちた子ゾウを救出 スリランカ

排水溝に落ちた子ゾウを救出 スリランカ
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スリランカで、子どものゾウが道路沿いの排水溝に落ちて身動きが取れなくなり、排水溝を壊してロープで引っ張り上げる救出作戦が行われました。
スリランカの南部、ハンバントタ県で、29日、道路沿いのふたのない排水溝に子どものゾウが落ちて身動きが取れなくなっているのが見つかりました。ゾウは幅50センチほどの排水溝にすっぽりと体がはまって外に出られず、鼻だけを外に出して動かしていました。
通りかかった人たちが周りを取り囲んで見守るなか、自然保護の当局者や近くの港の作業員たちがハンマーなどを使って排水溝を壊して広げ、ゾウの足にロープを付けて、数人がかりで引っ張り上げて救出しました。
ゾウは人の腰ほどの高さで、ぐったりして自力では立てない様子で、足をけがしているとみられることから、そのまま車で病院に運ばれました。
ゾウが救出されたハンバントタ県は、野生のゾウが周辺で自由に歩き回っている姿が見られることで知られているということです。