前日アコギセッションをしたゲストハウス"バックパッカーズ"いろいろな出会いがあって楽しかった宿だ。
どうも、僕です。
また更新間隔が開いてしまったのだけれど、一つこれに関しては言い訳がある。この記事から更新したい日々を撮ったカメラは僕にとって少し特別なのだ。
下の動画を見てもらえればわかるが、僕は旅の途中にヤフオクでとあるカメラを落札してしまった。冒険の途中で強い機体に乗り換えるロボットアニメみたいで、なんかテンションが上がる。そんな素敵カメラで撮った写真を厳選していたら更新期間が開いてしまった。
そんな感じで、僕が旅の途中で購入したデジカメがこちら。
今週のビックリドッキリメカ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* pic.twitter.com/sxKIK3ov
— いのっち@日本縦断達成 (@ino_null) 2012年9月6日
このブログでも時々登場するRicohの変態カメラGXRだ。これが僕を写真の世界に引き込んでくれた。そんなきっかけの素敵なカメラ。なお、初めて手にいれたカメラユニットはA12 50mm Macroという50mm単焦点マクロ。今思えばなんてマニアックなものからカメラを始めてしまったのだろう。おかげさまで今となっては立派な単焦点バカで、50mm周辺のレンズが部屋に山ほどある。良くも悪くも僕を作ったカメラだ。このカメラをぶら下げて旅の後半戦が始まる。
なお、ここまでの旅の様子はこちら。
さよなら広島!
さて、この日朝にゲストハウスで目覚め、同部屋だった旅人とバイバイする。東北から来た彼は、このまま自分の家に戻るらしい。原付でまだまだ旅が続く僕を激励してくれた。爽やかでいい奴だ。
せっかくだからボックスに応援コメントを書いてもらった。
昨晩ひたすら飲み語り合った人たちにも書いてもらった。良い。
特に仲良くなった女の子は千葉から僕と同じく原付で来ていた。クレイジー。この娘とは少し仲良くなって旅の後も飲み友達になる。
日が昇ってきた頃には広島を抜けて山口の岩国へやってきた。この日はまさしく夏の陽気。入道雲が行く先で存在感を放っている。
雲の立体感が夏独特の風景を見せてくれる。
というかね、旅の進捗とか出来事とか置いておいて、とにかくこの日から写真がものすごく良くなっていてなんかもう、写真好き冥利につきるのですわ。GXRすごいなオイ。これまで何となく眺めていたハンドル回りもこの立体感ですよ。
なお、この日も炎天下で仕方なかったので、TOWER RECORDタオルは欠かせない。
とにかく、道すがらなれない50mm単焦点の写りと格闘しながら、昼間いっぱい使って本日の目的地へやってきた。この日は一日中この場所で観光をしようと思っていたのだ。
早くも日が傾いてきた。1日のほとんどを移動に使ってしまったから。
本日の目的!山口の大自然!
何とか目的地へ着いた。気持ち日が傾いているきがする。急ぎ今日の目的を達成しなければ。原付の旅はだいたい時間との戦いだ。だって歩みが遅いんだもの。
目的地で原付を止める。いいカメラで撮るといつもの相棒も一層格好いい。
原付を止めた駐車場から少し歩く。ちょっとだけ今日の目的を書いてしまうが、国定公園の絶景が見たかったのだ。歩いて目指しているのはその展望台。夕の穏やかな雰囲気で少し高いところから絶景を眺めてやろう。
あの先に見える建物が展望台だ。
人がほとんどいない展望台に登り、外へ体を乗り出す。これは....
わかる人にはわかる。まるでWindows XPだ。
ふおおおおお!!!!!
ここは日本ですか!?
そう、ここは日本の国定公園「秋吉台」。カルスト台地という石灰の台地に中世の人の手がかかってあたり一面広大な草原になった地。小難しい知識は置いておいて、十二分なアップダウンと、あたり一面の草原の緑がひたすらに楽しい。こんなところが山口県にあるなんて大学生の僕は全く知らなかったのだ。
もちろん、展望台の景色はめちゃくちゃ美しい。でも、この時は原付で来ているのだ。せっかくだからそのメリットを生かして楽しみたい。この秋吉台は一面の緑の中を道路がゆったりと横たわっている。そこを原付で走り抜けない手はない。正直この時ドキドキワクワクが止まらなかった。だって手元にはその時の最高のカメラ、お気に入りの相棒にまたがって目の前には最高の景色。もう叫ばずにはいられない。「ひゃっはー!」と恥ずかしげもなく叫びながらひたすら道路のアップダウンを楽しんでみた。
大自然の道はどこまでも続くよう。
「日本縦断中!」が映える。...映えてるよね?
道だっていろいろな種類の道があって全く飽きない。
公共交通機関の旅だけじゃあまり味わえない、大自然のダイナミックさだ。
さて、秋吉台の端から端まで「きゃっほー!!!」など奇声をあげながら走りきったが、何だかここから離れたくなくなってしまった。本来であれば、ここから少し行ったところにある道の駅でテント泊をしようとしていたのだけど、ちょっと予定を変更しよう。
「今日はこの国定公園の中で寝る!」
そう、調べてみると、僕が行ったのとは別の展望台に秋吉台の裏から入れるらしい。そこにある展望台にテントを張って、公園の緑に囲まれて寝ることにしよう。
ここがその展望台。道路がつながっているので原付で乗り入れることができる。絶景だ。
テントを張ったら絶景を前に初めてのカメラの練習をする。何だろうすごく楽しい。
こんな感じで、趣味としてカメラを始めた僕の最初の1日は終わった。いろいろと至らない部分はあるけれど、旅の中でこういう楽しみに出会えたのは最高だと思う。最高すぎて今でも写真が趣味なのだから。
さぁ、翌日はいよいよ本州脱出だ。