青森県のニュース
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東通原発追加の断層調査実施へ
東通村にある東通原子力発電所の国の安全審査で焦点となっている重要な設備の直下を走る断層について、東北電力は「活動性はない」とする主張を裏付けるため、これまでに掘削を行った地点をさらに掘り下げて、追加の調査を行うことになりました。
これは、東北電力青森支店の佐藤敏秀支店長が30日の記者会見で明らかにしました。
東通原発の安全審査をめぐっては原子力規制委員会の専門家会議が将来動く可能性があると指摘した断層とは別に、取水設備など重要な設備の直下を走る断層について、規制委員会側が「活動性があるかどうか評価する上で、東北電力の調査は十分とはいえない」と指摘していました。
これを受けて東北電力は来月1日から重要な設備の直下を走る断層について追加の調査を行うことを決めました。
具体的には、原子炉建屋の近くで断層の断面を調べるために地面を掘り込んだ深さ11メートルの溝を、さらに最大で3メートル深く掘ったり、奥行きを30センチから50センチほど広げたりして、断層や地質のデータを追加するということです。
東北電力は、調査をことし8月上旬までに終えることにしていて、結果は審査会合で示すことにしています。
佐藤支店長は「新たなデータを獲得し、活動性がないことを説明していきたい」と話していました。
05月30日 19時20分