茨城県のニュース
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最大規模の洪水想定図初公表
去年の関東・東北豪雨などを受けて、国土交通省は茨城県を流れる那珂川や久慈川などについて、最大規模の洪水が起きた際に、住宅が押し流されるなど、特に危険性が高い区域を初めて公表しました。
去年の豪雨で、常総市で鬼怒川の堤防が決壊したことなどを受けて、国土交通省は、国が管理する河川で最大規模の洪水が起きた場合に浸水が予想される範囲や深さなどについて検討を進めています。
30日はその内容をまとめた地図が公表され、県内では、県の中央部や北部を流れる那珂川と久慈川、そして、その支流の合わせて7つの川が対象となりました。
今回は、堤防の決壊などで住宅が押し流されるおそれがあるなど、特に危険性が高い区域が「家屋倒壊等氾濫想定区域」として、初めて公表されました。
このうち、那珂川の下流では、水戸市の北部やひたちなか市などで、川の両岸近くの広い範囲が指定されています。
この区域では、最大で5メートルから10メートルの浸水が予想される場所が川沿いの広い範囲にわたり従来の想定よりも大幅に広がっています。
流域の各自治体は、今回の新たな想定をもとに、避難場所や避難経路を検討して地域防災計画の修正や、ハザードマップの見直しを行うことになります。
一方、鬼怒川を含むほかの河川について国土交通省は、来年の梅雨の時期までには公表したいとしています。
常陸河川国道事務所の平野一彦地域防災調整官は「流域に住む住民はこの地図を見て、自分が住んでいる地域の危険性を知り、災害対応に役立ててほしい」と話していました。
05月30日 16時00分