シリアのロシア軍使用基地をISが攻撃 ロシアは否定
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アメリカのシンクタンクは、内戦が続くシリアでロシア軍が使用している基地を過激派組織IS=イスラミックステートが攻撃し、ヘリなどが破壊されていたことが衛星写真などから確認できたと発表しました。ロシア国防省はこれを否定していますが、事実だった場合、ロシア国内でシリアでの軍事作戦に対する批判が出る可能性もあります。
アメリカのシンクタンク「ストラトフォー」は、24日、報告書を発表し、シリア中部のホムスで今月中旬、アサド政権を支援するロシア軍が使用しているシリア軍の基地が、ISの攻撃を受けていたことが確認できたと明らかにしました。
報告書では、今月14日と17日に撮影された衛星写真を比べ、この間に、ロシア軍の攻撃用のヘリ4機とトラックおよそ20台が破壊されたと指摘しています。
IS系列のメディアは、この攻撃についてすでに伝えていましたが、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は24日、「シリアに派遣されたロシア軍のすべてのヘリコプターは、テロリストを掃討する作戦を計画どおり遂行している」と述べたうえで、ISによるプロパガンダだと主張して、ロシア軍が攻撃を受けたとする情報を否定しました。
しかし、ロシア軍のヘリなどが破壊されたことが事実だった場合、これまで作戦の成果が強調されてきたロシア国内で、作戦を継続することへの批判が出る可能性もあります。
報告書では、今月14日と17日に撮影された衛星写真を比べ、この間に、ロシア軍の攻撃用のヘリ4機とトラックおよそ20台が破壊されたと指摘しています。
IS系列のメディアは、この攻撃についてすでに伝えていましたが、ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は24日、「シリアに派遣されたロシア軍のすべてのヘリコプターは、テロリストを掃討する作戦を計画どおり遂行している」と述べたうえで、ISによるプロパガンダだと主張して、ロシア軍が攻撃を受けたとする情報を否定しました。
しかし、ロシア軍のヘリなどが破壊されたことが事実だった場合、これまで作戦の成果が強調されてきたロシア国内で、作戦を継続することへの批判が出る可能性もあります。