ロシア陸連 ドーピング違反ならリオ五輪出場させず

ロシア陸連 ドーピング違反ならリオ五輪出場させず
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IOC=国際オリンピック委員会が2008年北京オリンピックのドーピング検査で採取した検体を再検査した結果、ロシアの選手14人に違反の疑いがあった問題で、ロシア陸上競技連盟は、違反が確認された場合、リオデジャネイロオリンピックに出場させない方針を示しました。
ロシアオリンピック委員会は24日、IOCから、2008年北京オリンピックのドーピング検査で採取した検体を再検査した結果、3つの種目のロシアの選手14人が陽性反応を示したとの連絡を受けたことを明らかにしました。
この14人の選手については別の検体の分析も行うとしていて、ロシアオリンピック委員会では、その結果が出て、ドーピング違反が明らかになるまで、名前を公表しないとしています。
これについて、ロシア陸上競技連盟は、リオデジャネイロオリンピックに出場する選手の選抜基準を見直し、過去の大会などで違反が確認された選手をロシアの代表選手団から排除すると発表しました。
ロシアのムトコスポーツ相は24日、ドーピング疑惑への国家の関与を改めて否定し、ロシアの選手がリオデジャネイロオリンピックから締め出される事態となれば、かつてソビエトとアメリカの間で行われた「ボイコットの時代に逆戻りする」と述べて、懸念を示しました。