中国 イスラム教専門学校を海外メディアに公開
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中国政府は新疆ウイグル自治区で、イスラム教を専門に学ぶ学校を一部の海外メディアに公開し、抑圧的だと指摘されている宗教政策を正当化するとともに、少数民族に配慮しているという姿勢をアピールするねらいがあるものとみられます。
中国政府は24日、新疆ウイグル自治区の中心都市ウルムチで、一部の海外メディアに対して、イスラム教を専門に学ぶ宗教学校を公開しました。
この学校は5年制の大学に当たるもので、将来、全国各地で礼拝の指導役を担うため、ウイグル族など300人余りの学生がイスラム教の聖典コーランやアラビア語などを学んでいます。
新疆ウイグル自治区はウイグル族などイスラム教徒が多く暮らしていますが、18歳未満の青少年が宗教活動に参加することを禁じるなど、国際社会から宗教政策が抑圧的だと指摘されています。
宗教政策を担当する地元政府の高官は、NHKの取材に対して「これらの政策は抑圧ではなく、民族の将来の発展を考慮したものだ。国際社会の中には、われわれの宗教政策を理解せず、色眼鏡で見て、わい曲している国がある」と述べました。
中国政府としては、こうした施設を海外メディアに公開することで、みずからの宗教政策を正当化するとともに、少数民族に配慮しているという姿勢をアピールするねらいがあるものとみられます。
この学校は5年制の大学に当たるもので、将来、全国各地で礼拝の指導役を担うため、ウイグル族など300人余りの学生がイスラム教の聖典コーランやアラビア語などを学んでいます。
新疆ウイグル自治区はウイグル族などイスラム教徒が多く暮らしていますが、18歳未満の青少年が宗教活動に参加することを禁じるなど、国際社会から宗教政策が抑圧的だと指摘されています。
宗教政策を担当する地元政府の高官は、NHKの取材に対して「これらの政策は抑圧ではなく、民族の将来の発展を考慮したものだ。国際社会の中には、われわれの宗教政策を理解せず、色眼鏡で見て、わい曲している国がある」と述べました。
中国政府としては、こうした施設を海外メディアに公開することで、みずからの宗教政策を正当化するとともに、少数民族に配慮しているという姿勢をアピールするねらいがあるものとみられます。