中国の北朝鮮レストラン 従業員がまた亡命の動き

中国の北朝鮮レストラン 従業員がまた亡命の動き
韓国政府は、中国にある北朝鮮のレストランから複数の従業員が韓国への亡命を希望して中国から別の国に移動したことを明らかにし、先月、同じように13人が集団で亡命したのに続く動きとして注目されています。
韓国統一省の関係者は24日、北朝鮮が中国で開いているレストランの複数の北朝鮮従業員が韓国への亡命を希望し、中国から別の国に移動したと明らかにしました。
統一省は、亡命を希望している従業員の数やレストランが中国のどこにあるのかなど、詳しいことは明らかにしていませんが、韓国の公共放送KBSは、亡命を希望しているのは20代の女性数人だと伝えています。
中国にある北朝鮮のレストランからは、先月も13人の従業員が韓国への集団亡命を果たしていて、北朝鮮は「韓国の情報機関によって拉致された」などと主張し、13人を送還するよう繰り返し求めています。
今回のケースはそれに続くもので、北朝鮮指導部が36年ぶりに朝鮮労働党大会を開いて、国民にキム・ジョンウン(金正恩)委員長への忠誠を改めて求めたにもかかわらず、レストランから亡命の動きが続く背景に注目が集まっています。