林家三平が「笑点」新メンバー！妻・国分佐智子にも知らせず

　日本テレビ系演芸番組「笑点」が２９日、生放送され、新メンバーとして落語家の林家三平（４５）が加わることが発表された。三平は放送後に行われた会見で「きょうは手を挙げるのが精いっぱいだった」と緊張した面持ちで振り返りながら「１００点満点の１７０点をあげたい」と満足げ。また８月２７、２８日に放送される「２４時間テレビ３９」のチャリティーランナーも同番組で発表され、笑点メンバーの林家たい平（５１）が務めることが決まった。

　桂歌丸（７９）の卒業と、春風亭昇太（５６）の６代目司会就任により、注目が集まっていた「笑点」の新メンバーが、ついにベールを脱いだ。

　大喜利コーナーで、昇太が「それではお待ちかね。新メンバーに入ってもらいましょう！」と紹介し、元気よく登場したのは三平だった。「偉い人から今日まで、しゃべっちゃダメだよとず～っと言われて我慢してきました。ウチの（女優の国分）佐智子、嫁も知りません」と、愛妻にすらメンバー入りの事実を告げていなかったことを告白した。

　放送後に笑点メンバー全員が参加して行われた会見では「問題を出されてから考える間が長く感じた」と緊張の面持ちだったが、「噺（はなし）家冥利に尽きる商売だなとつくづく思いました」と喜びも語った。

　感傷的だったのはここまで。その後は、周囲からイジられ放題だった。昇太が「選ばれた理由は奥さんがキレイで家庭円満だからって聞いた。ここにいる人、みんな家庭不和だから」と言うと、三平は「私（の実力）じゃないんですか！？」と不満声。さらに同番組の中村博行プロデューサーが「４０代だし、朗らかで屈託のない笑顔が空気を変えると思った。後はおいおい…」と簡単すぎる説明をすると、思わず「…少ないですね」とつぶやくしかなかった。

　新メンバーが加わるのは０６年の昇太以来、１０年ぶり。三平はメンバーただ一人の４０代で、平均年齢は６５・９歳から６１・６歳へと若返った。５１年目に突入した「笑点」。三平のフレッシュさは、番組に新しい風を吹かせるはずだ。

　◆林家　三平（はやしや・さんぺい）本名・海老名泰助。１９７０年１２月１１日、東京都生まれ。４５歳。初代・林家三平の次男。中大在学中の８９年１１月、林家こん平に入門し「いっ平」を名乗る。９３年１１月に二ツ目、２００２年９月に真打ち昇進。０９年３月に２代目・三平を襲名。１１年３月に女優の国分佐智子と結婚。熱狂的な巨人ファンとしても知られる。出ばやしは「祭りばやし」。