ダム湖転落 数十メートル前から対向車線はみ出しか

ダム湖転落 数十メートル前から対向車線はみ出しか
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29日、大阪・河内長野市のダム湖に建設会社の従業員が乗ったワゴン車が転落し、5人が死亡、1人が意識不明の重体になっている事故で、ワゴン車は転落現場の数十メートル手前から対向車線にはみ出したとみられることが、捜査関係者への取材で分かりました。警察は過失運転致死傷の疑いで調べています。
29日、大阪・河内長野市の滝畑ダムの湖にかかる夕月橋の付近でワゴン車が対向車線にはみ出したあと金属製のフェンスを突き破り、およそ10メートル下の湖に転落しました。車には、大阪・天王寺区の建設会社「シバタ工業」の従業員6人が乗っていて、中野照夫さん(51)、山内一人さん(64)、牛田雅彦さん(62)、崗崎守彦さん(51)、川西宗陽さん(57)の5人の死亡が確認されました。また、運転していたとみられる26歳の男性が意識不明の重体になっています。
警察によりますと、6人は近くのキャンプ場で会社の同僚とバーベキューをした帰りだったということです。
ワゴン車はかなりのスピードでフェンスに衝突したとみられていますが、その後の調べで、急ハンドルを切った形跡が無く、転落現場の数十メートル手前から対向車線にはみ出したとみられることが、捜査関係者への取材で分かりました。現場は見通しのよい緩やかな左カーブで、目立ったブレーキの痕は無かったということです。
警察は過失運転致死傷の疑いで事故の原因を調べています。