暴力団幹部の知り合いか 裁判員に「よろしく」
北九州市に本部を置く特定危険指定暴力団、工藤会系の暴力団幹部が殺人未遂の罪に問われている事件の裁判員裁判で、審理を終えた複数の裁判員が裁判所を出た直後に、被告の知り合いとみられる男から「よろしく」などと声をかけられ、その後、裁判所が判決の期日を取り消していたことが関係者への取材で分かりました。
この裁判は、工藤会系暴力団の40歳の幹部が、ことし1月、北九州市で知人を日本刀で刺したとして殺人未遂の罪で起訴されたもので、審理は今月10日から福岡地方裁判所小倉支部で行われました。
関係者によりますと、すべての審理を終えた今月12日、複数の裁判員が裁判所を出た直後に、被告の知り合いとみられる男から「よろしく」などと声をかけられたということです。
その後、裁判所は、今月16日に予定していた判決の期日を取り消しました。
裁判員法では、裁判員に依頼をしたり脅したりする行為が禁止されています。また、裁判員に危害が加えられるおそれがある場合は裁判官だけで審理できますが、今回の事件は「犯行の組織性が薄い」として裁判員裁判で審理されていました。
福岡地方裁判所小倉支部は「判決の期日を取り消したのは事実だが、取り消した理由や、その後の対応などについては一切コメントできない」としています。
関係者によりますと、すべての審理を終えた今月12日、複数の裁判員が裁判所を出た直後に、被告の知り合いとみられる男から「よろしく」などと声をかけられたということです。
その後、裁判所は、今月16日に予定していた判決の期日を取り消しました。
裁判員法では、裁判員に依頼をしたり脅したりする行為が禁止されています。また、裁判員に危害が加えられるおそれがある場合は裁判官だけで審理できますが、今回の事件は「犯行の組織性が薄い」として裁判員裁判で審理されていました。
福岡地方裁判所小倉支部は「判決の期日を取り消したのは事実だが、取り消した理由や、その後の対応などについては一切コメントできない」としています。