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 防衛省は30日、熊本地震に関連した自衛隊の災害派遣活動を同日付ですべて終了すると発表した。蒲島郁夫・熊本県知事から撤収要請を受け、対応した。

 同省によると前震があった4月14日以降、ピーク時に自衛隊約2万6千人を派遣し、延べ約81万4千人を投入した。行方不明者の捜索や、水や食料などの生活物資の輸送支援などにあたった。

 中谷元・防衛相は「余震が続き雨期と重なるため、災害の発生も予想される。不測の事態に万全の態勢で対処ができるように心がけたい」と同省内で記者団に答えた。