長野産矢尻、北海道で出土
620キロ離れた縄文遺跡で
2016/5/30 12:04
館崎遺跡から出土した長野県産黒曜石の逆V字形の矢尻。右は北海道産黒曜石の矢尻(北海道埋蔵文化財センター提供) 北海道福島町の館崎遺跡で、縄文前期―中期(5千~4500年前)の地層から出土した矢尻が、長野県・霧ケ峰周辺の黒曜石で作られたものであることが、北海道埋蔵文化財センター(江別市)の調査で30日までに分かった。道内で本州産の黒曜石の矢尻が見つかったのは初めてという。
同センターの長沼孝常務理事は「縄文人が海を越えて交流していたことが改めて確認された。霧ケ峰周辺から福島町まで直線距離でおよそ620キロあり、縄文人のダイナミックな動きを物語っている」と話している。
同センターによると、北海道新幹線建設に伴う発掘調査で2009年、出土した。