ITALIA REPORT  W

   

 

フィレンツェ中心部から約2時間

ピサの斜塔は大聖堂の鐘楼として1173年に着工。10mの高さまで出来上がった時に地盤沈下のために既に傾き始めましたがそのまま54mまで続けた結果こんな風に出来上がってしまった白大理石の塔です。世界遺産!

 

ピサ中央駅までFSの普通電車で行きました!大体往復 10ユーロ!
写真を見れば分かると思いますが、このようにプラットホームと線路の高さがほぼ皆無…!こっちには危険という概念がないのだろうか…それとも飛び込みなどする人が居ないのか、何にせよちょっと怖い!鼻先スレスレに電車が!

 


こういう壁の落書きの雰囲気は万国共通なんですね… 日本と一緒だー

 

 

着いたらそこからはバスにてマニン広場まで行きます!この門が目印!

ちなみにここまでのバス、どれもこれも物凄い運転で有名です。ちょっとした臨死体験が出来るとも言われています。本当にトランポリンかと思うくらい跳ねてとんでもなかったです。個人的にUSJの>ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドばりに怖かったです

 

 

 

 

どん!


重さ14453トン、外周の直径は17mに及び、南へ向かって5度30分傾いています。
写真でこの傾きを表現するのは本当に難しい…!これだけ見たら微妙ですが、実際はもっともっとすごい斜めってたんです!見た瞬間「うおっ」と言っちゃうくらい!ほんと無茶苦茶倒れそうに見えるのでビックリしました!

そんで右下の飴は露店で買ったんですが…あの…まだ食べてないんですよね…(7月中旬現在) もうこれ絶対ヤバイですよね…いくらなんでも無理だろ…いやでも賞味期限とか何も書いてないしな…案外…ゴクリ

 

 

斜塔に登るには

高所恐怖症に加え時間もなかった為に私は登りませんでしたがピサの斜塔には勿論登れます!奇跡の広場はじめピサの町並みを一望出来る絶景スポット!当日15ユーロ、予約17ユーロです!

まずはチケットオフィスでチケットを購入(スクリーンが設置してあり、どの時間帯と何人分のチケットが購入可能なのか案内が出てるのでそこから選択)チケットに記された時間のグループ(1グループ40人)ごとに、係員の案内で約30分間の見学(8才以下入場不可)バッグ等は持ちこめませんので出発10分前に、チケットオフィス隣にあるロッカーに預ける(カメラ、ビデオはOK)係の人がロッカーを割り当ててくれますが、その際チケットの裏にロッカーの番号を書いてくれます。その後、ロッカーのカードキーも渡されますのでそれを持ってGO

一応定番の支える系もやってみたんですが…出来てるのかこれ…

 

スクたんも連れて行ったので一枚!

 

 

 

 

ザンスクかと思った

 

 

ピサ大聖堂

上から眺めるとラテン十字の形をしたこの大聖堂はピサ・ロマネスク様式の最高傑作と呼ばれています。
内部は68本の円柱が密に並び5廊式に分けられ、その円柱の多くはパレルモの古代遺跡から戦利品として運ばれたものだとか!

ガリレオが振り子の原理を発見したといわれる『 ガリレオのランプ 』(左)と 説教壇 (右)です!凄まじく美しい!

『 聖ラニエリの霊廟 』!透明の棺の中に何かが入ってるのが見えるでしょうか?ピサの守護聖人として今なお人々に深く崇拝されているラニエリの聖遺骸です! 1161年に亡くなったそうです。
6月17日の聖人の祝日には伝統的なピサの祭りである「聖ラニエリのレガッタ(ボートレース)」が催され、その前日1には14世紀から続く何千もの蝋燭でアルノ川沿を美しく照らし出すルミナーラが開催されるとか。見たい〜〜〜



左下の木網の向こうに骸骨があります!これはルクセンブルグの神聖ローマ皇帝ハインリッヒ7世のもので、人望の厚い名君だった彼はピサをこよなく愛したとのことでここに葬られています。


十字の中心の真上のクーポラには聖母マリアの被昇天(左)のモザイクが描かれています。そして後陣には『 玉座のキリスト 』、右にはキリストと福音者聖ヨハネ、左には聖母マリアが!すごい迫力でした…!




入場料2ユーロぶんの価値はあると思います!洗礼堂、カンポサント、ドゥオモ付属美術館、シノピエ美術館も行きたかったな〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

in ナポリ

 

フィレンツェから約4時間

イタリア新幹線ユーロスターに乗ってナポリへと向かいます! “Vedi a Napoli e poi muori(ナポリを見てから死ね)“!これでもういつでも死ねますね!嘘ですまだザンスクの結婚式見れてないので生きる…

南イタリアお馴染みボンゴレパスタとマルゲリータなんですが、これ、ピッツァのサイズをよく見て下さい…直径30cmはあった…最初運ばれて来た時テーブル間違いかな?と思ったらなんとこれで一人分!驚愕!一枚まるまるとか無理に決まってる!
「I'm FULL!I'm FULL!」 とお腹をさすりながら必死に叫んで残させて頂きました…やっぱり向こうの量は桁違い!

食べていると突然乱入してきた男の人がカンツォーネを歌っていきました。
ここでサービスかな?なんて思ったら大間違いばっちりチップを要求されます。勝手に来て勝手に歌ったんだから払わなけりゃいーじゃんと思うでしょうがここであげてしまうのが悲しき日本人のサガ…

 

 

ナポリといえばやっぱりコレ!オレンジです! ブラッドオレンジ生絞りを記念にと飲みましたが酸っぱ過ぎて舌が痺れた…ヒギィ

 

 

 

そしてメインの

ポンペイ》 です!(世界遺産)

古代都市ポンペイは、紀元79年8月24日(日本の弥生時代)、ヴェスヴィオ山の大噴火によって僅か19時間あまりで滅亡した伝説の町です。
火砕流と火山の噴出物によって出た毒ガスの犠牲者は約2000人から1万人以上とされていて、それらの全ては3日間降り注ぎ続けた火山灰(およそ7m)で一瞬で埋もれ姿を消しました。
その存在は1700年もの間、地中深くに眠ることとなり封印されていましたが、ある日ひとりの農夫が偶然にも壷を掘り起こした事ががきっかけで町そのものが発見され、その後ナポリ王カルロ7世による本格的な発掘によって露わになりました。
整然と区画され、住居はもちろん、劇場や公衆浴場、下水道まで完備されていた上に壁画やモザイク画、市民が記した落書きなどが当時のまま残されていて、当時のローマ帝国の市民たちの贅沢で享楽的な暮らしぶりが想像できます。


写真は全体を上空から図解したものです!

 

 

 




舗装された道路や歩道などは当時のままです。馬車は中央の車道、歩行者は左右の歩道を通るようにちゃんと分けられていて、雨が降っても冠水しないように歩道はやや高く造ってありますね!1900年も前に既に整備されてたとか凄いな〜
右下のはパン屋さんだった跡です。石臼と焼き釜は今と基本的な形状が変わっていないんですね!

 



※生きてます

お昼寝してる可愛い犬達ですが、実はコレ全部ポンペイに捨てられた犬なんです。 観光ついでに置いていくそうで、本当に酷い話だと思います。
ペットを「飼えなくなった」「飽きた」などという理由をつけて平気で捨ててしまう飼い主がいることが近頃ナポリでも深刻な問題になっていて、『バカンスに行くために、犬を捨てるのはやめましょう』って、政府がTVCMまでしているんだとか。
っべー大勢の観光客が押し寄せるのに負傷者でも出たりしたらっべーよな…という危機感がやっと芽生えたようで、最近では保護団体による活動で犬のケアとID化が進み、遺跡の中にも犬小屋が目に付かぬように設置されているようです良かった!

 

 

ゼウス神殿跡。この神殿の建立は紀元前6世紀まで遡るといわれています。ゼウスはギリシャ神話の最高神でポンペイの守護神でもあります。中央の台は生贄(!)を神に捧げるための台で、左の円柱は日時計になっています。

 

ポンペイの中心地フォロ。 商業施設などが立ち並び、人々の集会に利用されていた広場だそうです。

 

 

 




公衆大浴場です。壁や天井の装飾も素晴らしくまた衛生的だったようです。男湯、女湯はもちろん、冷水の部屋、微温水の部屋、熱い湯の部屋もそれぞれあり、プールや更衣室も完備されていたとか。
日本で卑弥呼様ヒミコサマ騒いでた時にこのようなものが作られていたというのだから本当に驚きです。

トイレ…?



壁に描かれた絵はかなり風化してしまっていますが、当時のまま生々しく残っています。何か凄いなぁ… こんな昔に既にこういう思想があったっていうのが感動ですね…

 

 

 

ポンペイ、紀元前80年にローマの支配下に入りました。その事実が一番伺えるのがここです。現存する最も古いローマの円形劇場らしい!
闘技場、運動場、パーティ会場、演劇、音楽コンサート等に使われていたそうです。

 

 

可愛い!この子を見つけて炎天下の下で必死こいて撮っていたら通りすがりのおじさまに「何してるの?」って言われたんですが『トカゲ』『ヤモリ』『イモリ』類をイタリア語で何と言うのか分からなかったので「蛇が居て…」って言ったら「えっ!?」って驚かれ

 

 


  死の灰は一気に町を飲み込み、噴火によって命を落とした人々の姿までをもそのままの形で封じ込めています。
毒ガスによりその場に倒れた人々の上に火山灰が降り積もり、肉体が朽ちた後もその空洞は残りました。その空洞に石膏を流し込むという手法で掘り出した石膏像は犠牲者たちの姿が正確に型どられており、当時の大災害の悲惨さを今に伝えています。
こうして姿が再現された像は息を引き取る時の苦悶する表情までリアルに甦らせており、見ているこっちも苦しくなりそうです… (;_;)

 

 

ところでこの辺りからもうゼェゼェ言っていて頭も割れるように痛かったんですが、まぁ登山みたいなもんだしもう学生じゃないし体力なくなってるのかな?とさほど気にしてなかったんですがそれが間違いだった

ここから悪夢の40度超えスーパーインフルタイムが待ち受けているとはまだ夢にも思わなかったのだった…

 

 

 

 

お土産買おうかな〜〜〜とカメオ細工の工房に行きました

カメオとは浮き彫りのことで、主に貝やサンゴ・象牙・宝石などに絵柄を彫った立体的な伝統芸術品です。ペンダントやイヤリングなど身に付けるものから室内装飾品まで色々あります。
製作現場も見させて貰いました。値段は基本的に高く一番安いものでも一万円くらい。数十万円するものまでありました!折角なので記念にと思い買いましたがこの時点で既に「こ(ハァ)れ(ハァ)下(ハァ)さ(ハァ)い(ハァ)」状態。死にかけです

 

 

 

絵本の中に出てくる兵隊さんみたいな門番の方と一枚

お分かり頂けただろうか…

 

 

 

 

 

次回はナポリの町並み、カプリ島(青の洞窟)でその後はローマ→バチカン市国の予定です。前半終了!

 

 

 

 

 

 

next

 

inserted by FC2 system