増田家(六)は増田騎馬軍団の存在で知られる。頻繁に乗馬をするということは、痔に悩まされる武将が多いことに繋がる。
彼らの苦難を察したOKDUKAIのできる紳士、増田家(四)は南への贈り物に軟膏を多用した。
「御館様はお優しいことで」
軟膏代もバカにならない。増田家家臣の増田は当主をやんわりとたしなめた。だが、当主の増田氏は笑って説明する。
「奴らに贈った軟膏には微量の媚薬を混ぜてある。これを少しずつ増やしていったら何が起こると思う?」
家臣の増田は平伏した。
(おそろしいおそろしい)
はたして増田家(六)は口にするのも憚られる家中の糜爛が原因となって滅亡した。ケツは災いの元。
事態を正確に推測していた増田家(四)が一番多くの領土を接収した。
なお、都の増田家(八)も火事場泥棒を狙って部将、増田大学指揮下の兵を繰り出したが、増田家の残存戦力によりあえなく撃退された。
全増田家紹介
増田島。モンスーン気候に含まれ大陸の東岸に位置するその諸島では多くの家が覇を競い、謀略と決戦による離散と集合を繰り返したあげく、十一の家が生き残っていた。 一つ目は...
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