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【プロ野球】

161キロ当てた! オコ「エッ」

2016年5月30日 紙面から

6回裏2死一、二塁、大谷に三ゴロに打ち取られるオコエ

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◇日本ハム12−3楽天

 緊急昇格してきた楽天のスーパールーキー、オコエが試合後に、すっとんきょうな声を上げた。

 「エッ、161キロ!? うそでしょ。ホントですか。差し込まれる感じもなかったんですが。もうちょっと、いい感じでとらえたかったです」

 大量リードを奪われ、静まり返る楽天の本拠地コボスタ宮城がどっと沸いたのは、6回表、オコエがセンターの守備についた時だ。

 見せ場はその裏、オコエの打席。2死一、二塁。マウンドには大谷。初球の137キロのフォークのすっぽ抜けが頭部付近を横切ると、スタンドがどよめく。そして、2球目。161キロの剛速球。臆せずにバットを振り抜いた。三塁ゴロ。スコアボードのスピード表示とそれをオコエが当てたことで、スタンドがまたどよめいた。2打席目の9回、ハンカチ王子こと斎藤との対戦ではワンバウンドのフォークに手を出し、空振り三振。

 大敗に「ファンに申し訳ない」とわびた梨田監督は「オコエはいいスイングしてた。コーチと相談して、使っていきます」と話した。

 チームはまたぞろ、トンネル突入気配。なにやら、球団創設1年目の田尾楽天を想起させる負けっぷり。こうなったら、オコエを1軍で先発で使いながら育てる、思い切った起用法があってもいいのではないか。 (竹下陽二)

 

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