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 米国のオバマ大統領の広島訪問に合わせ、原水爆禁止京都協議会(京都原水協)のメンバーらが27日、右京区の阪急西院駅前で、核保有国や日本政府に対し核兵器禁止条約の交渉を始めるよう訴えた。

 被爆者が参加する京都原水爆被災者懇談会や、被爆2世ら14人が参加。国連に核兵器廃絶を訴える署名も集めた。京都原水協の小杉功事務局長(63)=北区=は「核兵器を使った国(米国)が、使われた国(日本)に行くことで、核兵器廃絶のきっかけにしなければならない」と訴えた。

 懇談会世話人の花垣ルミさん(76)=北区=は、5歳の時に広島で被爆した。「核兵器は、一つたりともあってはいけない。今回の広島訪問が、人類が平和へ向かう転換点となってほしい」と述べた。