「笑点」新メンバー・林家三平、着物は丁子(ちょうじ)色に決定
落語家の2代目・林家三平(45)が日本テレビ系の長寿演芸番組「笑点」(日曜、後5時30分)の新大喜利メンバーになった。
春風亭昇太(56)が6代目司会者として29日放送回でデビュー。空席となった林家木久扇(78)と三遊亭円楽(66)の間、昇太が座っていた席に、紋付きはかま姿で座った。
三平は「笑点のえらーい人から、今日までしゃべっちゃダメだよとずーっと言われて、頑張って我慢してきました。ですからうちの佐智子、嫁も知りません。どうぞお願いします。三平です!」と力強くあいさつ。最初の回答で座布団を獲得し「やったー!イエース!」と大喜びした。
生放送と2回分の収録が行われた後の記者会見で三平は「とにかく手を挙げるのに精いっぱいでした。かまずにいけたと思うので170点!」と笑顔を見せつつも「気持ち的には20点」と辛口の自己採点だった。
着物の色は、薄茶色の丁子色(ちょうじいろ)に決定。今までになかった色で、番組と三平本人で決め、次回以降の放送で着用する。会見には新しい色の着物に袖を通して登場した。
三平に新メンバー入りが打診されたのは3月。日テレ社長室の隣の会議室で「偉い人に囲まれて『お願いします』と言われて、思わず『はい』と行ってしまいました」と明かした。「おしゃべりが多い」家族には一切話さず、笑点を予約録画して深夜に1人で見てイメージトレーニングをしたと語った。
「芸人のおうちの育ちですからね。あうんの呼吸で分かるんですね。自然でとても良かったと思います」と木久扇。3か月ヒミツにし続けた家族、父・初代三平には帰宅後に報告するという。
◆林家三平(はやしや・さんぺい)1970年12月11日、東京・根岸生まれ。45歳。本名・海老名泰助(えびな・たいすけ)。中央大学国際経済学科在学中に「いっ平」として落語家の修業に入る。