基礎部分の鉄筋切断のマンション 全棟を建て替えへ

基礎部分の鉄筋切断のマンション 全棟を建て替えへ
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横浜市西区のマンションで工事の際に、建物を支える基礎部分の鉄筋が切断された問題で、マンションの住民で作る管理組合は29日、敷地内にある5棟すべてを建て替える方針を決めました。
この問題は、横浜市西区にあるマンション5棟で、配管工事の際にコンクリートの基礎部分の鉄筋が合わせて29か所で切断されていたもので、販売会社の住友不動産などは住民に対し、すべての棟の建て替えを提案していました。
これを受けてマンションの管理組合では、29日に住民を集めた総会を開き、5棟すべてを建て替える方針を決めたということです。管理組合は今後、改めて総会を開き、法律で必要とされている所有者の5分の4以上の同意を得る手続きを行い、正式に全棟の建て替えを進めたいとしています。
これまでに会社側は、建て替え工事を3年半で終わらせて新しいマンションを引き渡すと住民側に説明していて、管理組合は、手続きを進めるとともに会社側と補償内容などについて交渉を行いたいとしています。