先日、地元のあるお母さんとおしゃべりをしました。
彼女の娘さんは今中3で、今年は受験生。
彼女「塾にもう行かせなきゃって思ってるんだけど、勉強する気ないみたいなんだよね。」
私「いや、さすがに行った方がいいでしょ。勉強する気がない子ほど、行かせた方がいいよ。
塾に行ってる間はやるし。周りがやってると意識変わるよ。」
彼女「いやでもさ、部活や生徒会で忙しくてさ、今も帰ってくるとバタンキューだし。」
私「でも、この忙しいときに塾に無理にでも行かせると、部活引退した後に楽になるよ。あの時に比べれば、勉強だけでいいんだってなるから、夏休み以降、弛まずに勉強できるようになるよ。」
彼女「いやでもさ、塾に行ったからって成績あがるかわかんないしさ。」
私「確かにそうだけど、少なくてもやらないよりはやった方がいいんじゃないの?」
彼女「いやでもさ、もう今の時点で希望の学校には入れなそうだしさ。」
私「まだわかんないじゃん、だからこそ、早くはじめないと・・」
彼女「いやでもさ、私も忙しいし・・」
私「・・・・・」
最後の最後になって出てきちゃいました。
本当の理由。
塾に行かせなきゃいけないことはわかってる、
成績も上がってほしい、
でも心の奥にあるんですよね、本当の本当は彼女自身が忙しすぎて、
塾への送り迎えができるかどうか不安なんですよね。
何がなんでも子供の成績を上げたい、希望の学校に入れたいと思えば、
これほどいろいろな「いいわけ」はやっぱり出てこないでしょう。
やっぱり、心の奥に、
「私も忙しくて、今の生活でさらに塾の送り迎え・・できるのかな?いや・・相当厳しい」
っていうのがあるので、塾に行かせない理由を頭がいっぱい見つけてきてしまうでしょうね。
(一応、名誉の為に書いておきますが、彼女はしっかり仕事もしているし、家事もしっかりするいいお母さんです。)
よく「何かを成し遂げたければ、いいわけするな!」って言いますが、
これは本当にその通りで、
いいわけせずにやればいいんですけど・・・
でもちょっと見方を変えると、
頭の中にどんどんできないいいわけが沸いてきてしまう時は、
「もしかして私、本当は望んでないのかも?」って考えてみてもいいのかもしれません。
「目標・夢、絶対かなえてやる!何が何でも!」
って思ってやっていても、どうしても
「でもなあ・・あれがあれだし・・」とか心にいいわけばっかり浮かんできてしまうようなら、
少しだけ「本当に私、それを成し遂げたいのか?」って思ってみたほうがいいのかもしれません。
例えば、「海外で暮らしたい!」って思ったとします。
その時点で
・いや英語わかんないし
・お金ないし
・やっぱり治安とか心配だし
とかいろいろ不安は出ると思うんですけど・・・
本当にそうしたい人は、
・じゃあ、英語をまずは最低限こっちで学び直そう!
・お金貯めるためになにかしよう!
・安全で暮らしやすい国がどこかいろいろ情報収集しなきゃ!
って、かなえるための行動を早々にはじめるんですよね。
1つ1つできない理由を潰すために行動をしていくんだと思います。
それがなかなか進まないってことは、ただなんとなくいいなって思うだけで、
それほど本当はそれを望んではいないのかなって・・・
そういう視点で改めて考えてみると
今、自分がいくつか叶えたいと思ってる目標や夢の中にも
本当に何が何でも成し遂げたいことと、
ただなんとなくいいなって思ってるレベルのこと、
その差が見えてくるのかもしれません。
本当にやりたいことって何だろう?っていうのも見えてくるのかもしれません。
いいわけなんて考える暇もなく、ガンガンと前に進むことだけしか浮かばなかったら、
それはきっと本当にやりたいこと、やらなきゃいけないことなんですよね・・きっと。
それ以外は、もしかしたらただの憧れで心の奥底では本当に成し遂げたいことではないのかもしれません。
(まあ、生きるためにいいわけなんか見つけてる暇もないこともいっぱいあります・・・こういう時の人間は一番最強ですよね。いいわけなんてしてる暇ないですから。どうやったらできるかしか頭にないですもんね。)
人生有限なんで、
(特に私、あんまり先がないんで・・)
対してやりたくもないことに惑わされず、本当にやりたいことを見つけながら、目標に向かって、いいわけせずに生きていきたいなって思った、5月の月末前の月曜でした。
おわり。
※知多半島の夕陽きれいだった