矢吹孝文 半田尚子
2016年5月28日23時51分
オバマ氏の訪問から一夜明けた28日、原爆の子の像の足元に折り鶴を納める人の姿が絶えなかった。
広島女学院高校1年の岩本彩香さん(15)ら同級生4人は、交流を続ける米ペンシルベニア州の小学生約20人から今月届いた千羽鶴を手に訪れた。オバマ氏の折り鶴をニュースで知り、「広島の平和の象徴。核をなくしたいというオバマさんの思いが本気だと、よくわかりました」と話した。
スペインからの旅行客トニー・トゥバウさん(32)は、初めて折った鶴を友人と1羽ずつ納めた。前夜に泊まった広島・宮島の宿の人から「あす平和公園に行くなら」と折り方を教えてもらい、行きの電車の中で作ってみたという。
なぜ平和を願って鶴を折るのか。佐々木禎子さんの折り鶴を原爆資料館で見学し、その意味を初めて知った。「原爆で苦しんだサダコは鶴を折れば病気が治ると信じていたんですね。平和のシンボルだと学びました」(矢吹孝文)
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朝日新聞社会部
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