作家志望の夫。それを支える妻。二人だけの家に、平べったい箱のような生き物〝世間さま〟がいつしか住みつくようになった。
夫婦に何が起こったのか?
〝世間さま〟とは何者なのか?
〝ある瞬間〟を小説化した、哀切の幻想譚。
アルバイトでコンビを組む31歳の藤堂に、19歳の八代は怖い体験はないかと尋ねる。投稿した怪談が雑誌に載り、次のネタ探しの意味合いもあったのだ。
「聞かせてやってもいいから、今夜、俺んちへ来るか?」
藤堂の口から話されるその奇妙なエピソードは、やがて八代の内面までをも揺り動かしていく──。ノスタルジック幻想譚。
「世間さま」も「記憶のたわむれ」もカクヨム用にブラッシュアップをほどこした最新稿です。お読みいただければ、とても嬉しく思います。
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智(とも)
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