7年前、今住んでいるアパートに引っ越してきた。
当然、その時に色々家電製品を買い揃えた。冷蔵庫、炊飯器、掃除機…
その日は突然訪れる。忘れた頃にやってくるのだ。
家電カタストロフ…
その恐ろしい現象は、かつてソニータイマーなどと揶揄された現象に似ている。だが、ソニータイマーと違うのは、現代の家電製品の製品寿命が、昔とは違って短くなっているというだけの話だということだ。硬度な技術が投入されればされるほど、製品は繊細になっていく。
例えばテレビ。
現在は殆どが液晶テレビになっている。液晶テレビはバックライトで照らしてやらないと光らない。いまではLEDバックライトになっているが、すなわちテレビの製品寿命とはこのバックライトの寿命と同義である。それが、おおよそ7〜8年だというのだ。その他にも、昔に比べてテレビの中にはたくさんの機能が搭載冴えており、壊れるリスクは高まっている。
部品保有期限がたいていの家電製品が8年程度ではあるが、炊飯器やIH調理器具などは6年程度だったりとマチマチで、メーカーが考える製品寿命はそのあたりからも推定することが出来る。
家電製品は不調ということがあんまりなく、壊れる日は突然やってくる。
例えば、以前使っていた洗濯機は、すすぎ中に突然動かなくなった。炊飯器は炊飯中に蓋が開いた。テレビはいきなり映らなくなった。どれもなんの兆候すら無かった。
同じ時期に買ってしまった家電製品は、案外同じ時期に壊れ始めたりするものだ。それが、つまり家電カタストロフだ。
今回のカタストロフはまず炊飯器から始まった。前述のとおり、突然炊飯中に蓋が開いたのだ。その辺りの詳しい経緯は下記エントリを参照してもらいたい。
そして、次のカタストロフはテレビだった。最近のテレビに欠かせないHDMI端子のリンク機能が使えなくなったのだ。それどころかゲームをしている時、スカパーを見ている時に画面が真っ暗になってしまうようになった。どうやらHDMIコントローラーになにか不具合がありそうだ。
ちょうど実家の母が、いまキッチンにおいているテレビを一回り大きなものにしたいと言っていたので、うちの寝室のテレビを払い下げして、HDMIが壊れたテレビは寝室に持って行き、リビングは新しいテレビを買うことにした。
色々悩んだ挙句に決めたのは、ソニーのブラビア「KJ-40W730C」だ。
ソニー 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ BRAVIA W730C 40V型 KJ-40W730C
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あんまり考える暇がなかったのでかなり大雑把な決め方をしてしまったのだが、ポイントはいくつかあった。
- 40〜43インチ程度であること(アパートのリビングに置ける大きさ)
- ベゼルが狭い。
- レスポンスがいい。
- 録画機能はいらない。
- 4Kもいらない。
- HDMIは多いほどいい。
電気屋さんのリビングに行ってみると、案外この条件をおさえているモデルが少ない。とにかく売り場は4K・録画機能だらけなのだ。現在レコーダーがある以上、テレビ単体で録画する機能は必要ない。
売り場の奥の方に置いてある録画機能のない40インチクラスのコーナーに行くと、物凄く活気が無い。まあ、売れ筋じゃないから仕方ない。
色々悩んだのだが、レグザとブラビアに絞り、画質モードを同等のものにして見比べた結果、ブラビアのKJ-40W730Cに決めた。ソニーのテレビでいうと結構下位のラインナップだ。
買ってみて、わかってはいたが驚いたのはその音のショボさだ。ベゼルが狭くなった結果、スピーカーの設置スペースも狭いわけで、バスレフ型の共鳴音みたいのも相まって、なんだか不自然な音に聞こえる。でも、そのへんは最近のテレビではトレードオフとして考えているので割り切っている。
リモコンも、それまでのブラビアKDL-40F5ではBluetooth接続で、どこを向けても操作が出来たのだが、今回は赤外線なのでテレビに向けないと操作が出来ない。これは、もうBluetooth接続のリモコンのテレビが無いらしいので仕方ない。
映りに関しては、ちょっとジャギっているように見えるが、全体的にはノーマルモードでも明るくなって(これは以前のテレビが暗くなりつつあっただけのような気がする)、細かい描写が見やすくなった。特にゲームでは顕著に違いが現れる。
レスポンスは極めて良好だ。AndroidTVと最後まで迷ったのだが、設置に来た業者の人が「AndroidTVは呼称が多くて困ってるんですよ汗」と、聞いてもいないのに言ってきたので、よっぽど酷いんだろう。レスポンスが遅かったので買わなかったが、危ないところだった。
AndroidTVではないが、最近のテレビらしくアプリが使える。だが、正直テレビのリモコンでアプリを使ってるくらいだったらiPhoneのアプリを使ったほうが断然早いし便利だ。なので、このアプリは殆ど使わないだろう。ちなみに、YouTubeだとかニコニコだとかAmazonビデオだとかHuluだとかがあり、Netflixは専用のボタンが用意されている。
というわけで、KJ-40W730Cの全体的な使用感はKDL-40F5に比べて一進一退といったところだ。無線LAN内臓なのでネットもできるが、まあやらないよね。こういう機能はどの程度まで役に立つかは謎ではある。
とりあえず、今回はテレビが逝った。
次のカタストロフはなんだろうか。一番恐れているのは冷蔵庫だ。あれも引っ越してきた時に買ったやつだし、いつ何が起きてもおかしくないという気がする。
掃除機は…
壊れたらダイソンかな…