難民など乗せた船が相次ぎ転覆 700人以上不明
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国連は、今月25日以降、地中海でアフリカなどからの難民や移民を乗せた船が相次いで転覆し、700人以上が行方不明になっていることを明らかにしました。
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のフォッシ報道官は29日、NHKの取材に応じ、地中海では今月25日以降、ヨーロッパを目指すアフリカなどからの難民や移民を乗せた船が、北アフリカのリビア沖で相次いで転覆し、700人以上が行方不明になっていることを明らかにしました。
地中海では、EU=ヨーロッパ連合とトルコとの合意によって、シリアなどからトルコ経由でギリシャに渡る難民や移民が大幅に減っています。
一方で、アフリカなどから船でイタリアを目指す動きは依然として続いていて、国連は、直近の1週間だけで、去年やおととしのピーク時を超える、合わせて1万3000人以上が救助されたとしています。
こうした難民や移民は、地中海の天候が穏やかな夏にかけてさらに増えるとみられていて、国連などは、船やボートの転覆が今後も続くおそれがあると指摘しています。
地中海では、EU=ヨーロッパ連合とトルコとの合意によって、シリアなどからトルコ経由でギリシャに渡る難民や移民が大幅に減っています。
一方で、アフリカなどから船でイタリアを目指す動きは依然として続いていて、国連は、直近の1週間だけで、去年やおととしのピーク時を超える、合わせて1万3000人以上が救助されたとしています。
こうした難民や移民は、地中海の天候が穏やかな夏にかけてさらに増えるとみられていて、国連などは、船やボートの転覆が今後も続くおそれがあると指摘しています。