置き去りで不明の男児 本格的な捜索を再開

北海道七飯町の山林で28日から行方が分からなくなっている7歳の男の子は、警察の調べで、両親がしつけとして現場に置き去りにしたと話していることが分かりました。警察と消防は30日午前6時から態勢を増員して本格的な捜索を再開し行方を探しています。
行方が分からなくなっているのは、北海道北斗市の小学2年生、田野岡大和くん(7)です。警察によりますと、28日午後6時前、この男の子の家族から、七飯町の駒ヶ岳のふもとの山林で山菜採りをしていて男の子が行方不明になったと警察に通報がありました。
しかし、その後の調べで、両親が28日午後5時ごろ、男の子へのしつけとして現場付近に車から降ろして置き去りにし、直後に戻ったものの見つけることができなかったと話していることが分かりました。
警察と消防は、29日夜は、一時、態勢を縮小していましたが、30日午前6時からおよそ80人に態勢を増員して本格的な捜索を再開し、男の子の行方を探しています。
警察によりますと、男の子は胸にアルファベットの文字が入った黒色の上着に紺色のジャージのズボン姿で赤色の運動靴をはいているということですが、食料などは持っていないということです。