こんにちわ&はじめまして(●・(エ)・●)
昨日ついに読者登録者数が100人を突破しました!
皆さんいつもありがとうございます。
現在とある新しい事にチャレンジ中で、お披露目にちょっと時間がかかりそうなので、今日はちょっとした雑談のようなブログになります。
世の中、趣味としても仕事としても、色々な作品を制作している人がいます。
その中でも本当に素晴らしい技術を持ち合わせていて到底真似できないような作品を制作している方も沢山います。
私もいずれそんな数少ない技術者、クリエイターになれるよう日々精進しなくてはなと技術力を磨いていますが…
その『技術力がある』と聞いて思う事って皆さんはなんでしょうか?
綺麗な絵を描く事
立派な机を作る事
寸分たがわぬ大きさの板を切り取っていく事
色々イメージはあるかと思います。
辞書なんかで引くと『手段や手法などを用いて物事を成し遂げる能力』なんて言われていますが、そういう事ではなく
『あの人の技術力は凄い』なんて思うものについて。
というのも、私がちょいちょい『まだ技術力が足りていない』や『技術を磨きたい』なんてことをブログでもツイッターでも話す事があるので
『個人的に私の言うところの技術とは何か』についてちょっと綴ろうかな、と。
※結構長文です
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丁寧で綺麗であれば『技術力が高い』?
まずはやはりこれでしょう。
物凄く細密で丁寧で、事細かに書き込みをして作り上げたイラスト。
技術力が低いなんて言ったらウソになるかと思います。
でも『それのみ』では技術力が高いではなく『細かくて丁寧』と思われる作品なんですよね。
というのも、参考になるものを見ながらジックリ時間をかけて描けば、ある程度のものであれば絵に精通しているわけではない人にでもできてしまうからなんですよね。
だからこそ、ハンドメイド作品などが低く評価される要因の一つにはなっているのかなぁと思う、残念な事ではありつつも、一般的な深層心理に根付いている一つの事実であることは否定できない。
『丁寧でも時間をかければ私にもできそう』と思われてしまう。
勿論、そうではなく『いやいやこんな素晴らしい作品誰にでもできるわけないでしょう』と感じる方もいらっしゃるかと思いますし、私のブログを定期的に見てくれている方はどちらかと言えばそちらのほうが多いのかなぁと思っています。
本来なら『自分ができない事』への評価というのはもっと高くあるべきなんですが、いかんせん様々な作品制作が自由にできる社会になったこともあり、『ある程度の作品は当たり前にある』というのが染みつき
また、『自分にはそれほど価値がない』と謙遜しすぎてしまう人も多かったりするため、それを評価するその他大勢の人にも『このくらいなら誰にでもできる/ちょっとしたものなんだな』というイメージがついているのもあるかと思うんですよね。
勿体ないなぁなんて思う事もありますが…
ちょっと話が脱線しすぎてしまったのでこれについてはまた後ほど。
総まとめすると、『丁寧でもゆっくり時間をかければ誰にでもできそう』というイメージなどもある事から『技術力が高い』ではなく『丁寧な作品』と評価される事がある。
ここまでだとちょっと賛否両論あるかもしれませんが、ぜひ残り二つも読んでいただきたい。
早ければ早いほど『技術力が高い』?
となるとではむしろスピードが大事なのでは?
ついこの間TVでもやっていましたが『わずか数十秒で作り上げるスプレーアート』なんていうものがあります。
それはもう見事に様々な道具とスプレーを使用して凄い早さで作品を仕上げるんですね。
それを見ていて『あぁ、これは真似できないな』と思った人は多いかと思われます。
ではやはり速さが何より大切?
『これは真似できない、技術力が高い』と思われるのは何が何でもとりあえず早ければOK?
これに関しては世間的なイメージ云々より、私が個人的に強く『そんな事はない』と思っています。
勿論スピードが速ければそれは凄い事だと思います。
でも、明確にとある一言を足すだけで皆も『あ~確かに』となると思うんですよね。
その一言とは
物凄く早い『けれど雑』
これは技術力が高いと言えるのでしょうか…?
例えば先ほどのスプレーアート。
『わずか15秒で完成しました!夕日が沈む砂漠です!』
といって見せられた絵がどこがどうなっているかもわからない&色がごちゃごちゃなものだったらそれを見て『なんて技術力!すばらしい!』とはほとんどの人がならないかと思います。
(抽象画とか色々な表現もあるので、勿論一概にそうとは言えないかもしれませんがあくまでも一つの例として、ね。)
先ほど最初に触れたスプレーアートについても、物凄いスピードでとても綺麗な作品を仕上げるからこそ人に感動を与えられるのかなぁなんて思ってます。
あ~なるほど。
となる方もいれば
ん~どうなの?
と思う方もいるかと思いますので、それら二つの事を総合して私が思う『技術力が高い』ということについてはこちら↓
総合して、個人的に思う『技術力が高い事』とは
これを説明する前に先ほどの二つの事をよりわかりやすく説明するとこういう事ですね。
- 一週間かけてとても丁寧な綺麗な四角を一つ描いてください。(可能な限り綺麗な正四角形)
- 1分間にできるだけ四角を描いてください。(四角らしく見えればどんなのでもOK)
この二つは技術力が必要な事ではなく、『根気』と『速度』が重要視されている事でしかないという事。
丁寧にゆっくりとしても
雑に早くしてもダメ。
となるとじゃあどういうこと?中間をとればいいの?
そうではなく
両方が備わっているからこその『技術力』だと思っています。
どういう事かといえば、もうお分かりかと思いますが
『技術力とは早くて丁寧(正確)に何かを作り上げる能力』
というのが私の技術力に関する見解です。
色々なクリエイター、プロの漫画家、アニメーター等々、モノづくりに携わっている人と接してきましたが『同じことをしているのに決定的な技術力に差がある』と感じた事はやはりその正確さは勿論、何をしても自分より早かったという事。
そう、本当に早いんですよね。
上手ければ上手い人ほどとんでもない速度だったりするんです。
一度、まだ十代の頃に『なぜそんなに早くて丁寧なんですか?』なんて聞いた事もありますが(今にして思えばなかなかに失礼な質問です)
その人は『最初は丁寧にやらなきゃ綺麗にできなかったけど、慣れていったらだんだん早くなった。早くできるのにゆっくりする意味がないから今はこれが平常運転なだけ』みたいに答えてくれました。
それ以降も色々な人の制作する場を横で見れる機会がありましたが、やはり皆ホント早いし上手い。
上手いけどゆっくりだった人も少し時がたてば『同じことを以前より早く尚且つ丁寧に』仕上げていたのを見たりもしてきました。
上手い人は勝手に上手くなったわけではなく、何をどうすればよりよくなるかという事へ思考を巡らせながらひたすらに技術力を磨いていってその領域にたどり着いているんだと思います。
技術力を磨く、とはそういう事だと認識しています。
終わりに
一番最初に軽く触れたハンドメイドの事にも少し繋がる事ですが、謙遜するのはいいことだし、まだまだ上を目指すなら当たり前の感情でもあるかと思います。
私も正直、自分には自分の求めているレベルの技術力はまだないと思っています。
でも、それを評価してくださる人もいるし、求めてくれる人もいれば、自分もどうしたらよりよくなるかと時間を費やして思考している。
私だけではなく、多くのクリエイターがそうしていると思うからこそ、『謙遜しすぎる』のはやめたほうがいいんじゃないかなぁと。
しすぎてしまえばそれは自分の努力も否定して、自分の事を好いてくれている人や自分の作品を大切にしてくれている人の事まで否定してしまうから。
それぞれ目標にしているゴールも違うかと思いますし、ただ趣味としてやっている人もいるので、全員が足並みをそろえよう…という事ではなく
変に謙遜しすぎたり、技術を軽んじたりする人が今より少し少なくなればいいなぁなんて思ってます。
ちょっと賛否両論ありそうな事なのであまり言うべきではないかなぁとか、今週のお題についてでも書こうかな、とも思ったのですが以前から機会があれば一度話したいなぁと思っていたので長くなりましたが綴ってみました。
先ほど、『自分の求めているレベルの技術力はまだない』ということを話しましたが
今現状、いかに丁寧に完璧にするかという事に心血注いで制作しています。
自分が表現したいものを全て表現できるようになって、それを今より圧倒的に早く制作できるよう、どうしたらよりよくできるかなんてことを考えながらこれからも技術力を磨いて行こうと思っています。
あらゆることの制作においての私のモットーは
『失敗から学び、改善すれば成功のもととなる。
失敗から何も学べず、繰り返せばそれはただの時間の無駄という名の失敗でしかない。』
そんなこんなでまた新しい事にチャレンジしています。
先日チラッと見せたワニですが…
ぜひ、お楽しみに。
それではまた次回の記事で~(●・(エ)・●)