根暗OLが興味本位でSMバーに行ったら返り討ちにあった話

   

 

こんにちは、みさとです。

先日、ブログに書いた『殿方目線を学ぼうと綺麗なお姉さんと致した話』、奇跡的に彼氏に怒られませんでした。それどころか私宛のリプライを確認して「SABONのスクラブむっちゃ売れてることない!?」と報告してくれました。本当にたくさんの方が手に取ってくださっているみたいで、仲間が増えてとても嬉しいです。みんなで株式会社 SABON Japan本社へ向かって頭を下げておきたいですね。ハッピーライフをありがとうございます。

 

 

今日は先日行ってきた、SMバーのお話をさせていただきたいと思います。

SMバーというか、女王様に興味を持ったきっかけは、大学生3年生のときに行った東京のデパートメントHというイベントでした。わりとアングラなフェティッシュイベントで、スクール水着の上から赤い麻縄で亀甲縛りをされた男の娘が、飼い主の社長さんに一生懸命ご奉仕していたりするなんでもアリなイベントだったのですが、そこで初めて女王様という職業の方をお見かけしました。その圧倒的なオーラと嬉しそうなM男の顔が忘れられず、機会があったら女王様に一度近くでお目にかかってみたい、お話させていただきたいというささやかな気持ちを社会人になってからもずっと持ち続けていました。

そして今年の3月、名古屋は新栄になにやらSMバーという、SMショーを観ることができるお店があるらしい!という情報をインターネットから手に入れました。その3日後ぐらいに知り合いの犬系黒髪イケメンと彼の親友と飲み会をしていたときに「私SMバーに行ったことがなくて、一回行きたいんですよね」という話をしたところ、親友が「えっ俺も行きたい!」というので二人で出撃することになりました。その親友が現在お付き合いしている彼氏になるので、表記は彼氏でいきたいと思います。彼氏というワードが散りばめられているとなんとなく腹が立つとは思いますがこちらも恐縮しながら打っているので何卒よろしくお願いします。

 

4月某日、二人が降り立ったのは夜遊びで有名な新栄町。予想外なことが起こるバーやSMバー、有名ホストクラブが集結する名古屋一のディープな夜遊びエリアです。

新栄の路地を抜けた先、よくある雑居ビルのワンフロアに今回のSMバーはお店をかまえていらしゃるということで、いささかの緊張とともにエレベーターに乗り込みます。すると、脇からするりとエレベーターに女の人が滑り込んできました。行き先のボタンが一緒だということがわかり、何者なんだろうと視線を走らせます。そのお姉さんはコンビニ帰りを思わせる部屋着のような服を着ていて、気だるげでしたが、長いつけまつげがとても印象的な美人でした。

お姉さん「…初めてですか?」

二人「あっ…はい、初めてです」

お姉さん「ちょっと待っててね…、二名様で~す」

どうやらお店の関係者だったらしい気だるげなお姉さんに連れられてエレベーターを降りお店の入口に行くと、後で会計に使うのであろう腕に巻くバンドを手渡されました。それを彼氏が受け取ると、黒と赤を基調としたムーディーな雰囲気が漂う店内に案内されます。

店内には円卓がいくつかあり、端にバーカウンター、正面中央に小さなステージが構えてありました。バーカウンターに通された私たちは飲み放題ということでそれぞれ好きなお酒を頼みます。お酒を受け取り、彼氏は店内をきょろきょろと見回しながら「思ってたより普通だね、キャバクラみたい」と拍子抜けしていました。確かにお客さんのところへ女王様がやってきてお話してくださるシステムのようで、そういった意味ではキャバクラと似ているのかもしれないな…と思っていると、スッと親友の横にひとりの女王様が腰掛けました。

 

女王様

 

黒髪ロングの美人、と言ってしまえばそれだけなのですが、纏っているオーラが尋常ではありません。例えばの話、私たち小娘がボンテージっていうセクシーな服を着たところで「コスプレ可愛い~♡」ぐらいの見た目にしかなりませんが、女王様は違います。「あっこれ本業の人だ」と一瞬でわかります。

ぷかぷかとタバコを吸う女王様の圧倒的なオーラに気圧され唖然としている私をよそに、彼氏が「ハイライトなんか吸うんですね…」と女王様のタバコを指します。タバコに詳しくないため、ハイライトとは……?とはてなを浮かべる私に「今これ吸ってる人なんかおじさんぐらいだよ」「ふふ…女の人で吸う人はあまりいないかもね…初めて来たの?」と説明がてら会話が始まったので、飲み放題で頼んだ白ワインを追加しながらふんふんと話に混ざります。

 

女王様はお優しく、興味本位でSMバーに来ちゃいました!イエイイエイ!みたいな私たちとも楽しく面白くお話をしてくださいました。

色々なSMトークもしてくださるのですが、私が「奴隷って女王様になにをされると一番喜ぶんですか?」と聞いたところ、「奴隷は、私が存在するというだけで喜ぶから」と返されて「深い…」と頷きました。

加えて「彼氏持ちの女王様もいらっしゃるのですか?」と聞いたところ、「奴隷を拘束して転がしておいて彼氏と致して、『お前の女王様も所詮はただの女なんだよ』って見せつけるプレイもあるから」と教えていただいて「深い…」と頷きました。

 

それとこれは個人的な話なのですが、先日彼氏が「俺の友達が前立腺マッサージをされたらしいんだけど、とても気持ちよかったらしい」とキラキラした目で報告してきたんですね。前立腺を知らない方に軽く説明しておくと、男の子の後ろの穴の中にある、開発すると気持ちいいスポットのことらしいです。これ説明大丈夫かな?大丈夫だよね?

とにかくこれは世の中の腐女子の皆様ために体験レポートをお届けするしかないな……と前立腺開発の準備をひとり黙々と進めていたのですが、色々と不安なことが多かったため女王様に相談させていただいたところ、「SMクラブに来れば?カップルでSMクラブに来る人達多いから」とのアドバイスをいただきました。その発想はなかった。SMクラブというのは、実際にハードなSMなプレイができるお店のことなのですが、カップルでSMクラブに来る人が多いなんてみんな知ってた?私知らなかったよ……。特にこのSMバーはSMクラブの姉妹店があることで有名だそうで、今は6月のボーナスをSMクラブにぶち込むか悩んでいるところです。

そうやって後ろの話を延々としていると、女王様が「後ろはね、開発するとここまで入っちゃうからね」と腕を伸ばして肘を指すので、「ひ、肘まで入るんですか!?!?」と慄くと、「そう。あとちょっとこっちに曲がってる」「こっちに……?アッ直腸だからか!!」という新しい発見がありました。後から女王様のプロフィールをSMクラブのサイトで確認したら「得意なプレイ:ディグダバンド(※表現を柔らかくしています)、前立腺マッサージ、緊縛」との記述があり、頭が下がる思いです。

 

あと、女王様というのは傲慢で高飛車なイメージがある方もいらっしゃると思うのですが、お話をさせていただいたところ、Mに対して一に思いやり、二に思いやりで、自分がしたいことをMにぶつけるのではなく、Mがされたいことを汲む力が必要な大変な職業だということを知りました。たぶん女王様は賢くないとできない職業ですね。ほんと一回お話させてもらうとイメージガラッと変わると思います。

 

 

そんなこんなでしばらくお話させていただいていると、SMショーの時間になりました。ここのSMバーは一日2回ショーがあるので、今回は遅い時間のショーを狙って訪れていました。わくわくしながら待っていると、さきほどお話させていただいていた女王様がハイライトを吸いながら颯爽と舞台に上がり、M嬢という受け身の方の女の子をヒールで踏みつけるところから始まったですけど、そこからはもう………あのね………観ていただくのが一番です。こういうものは、百聞は一見に如かずだから。絶対に観たほうがいい。マジで。

とっても簡単に言うと、女王様がM嬢を蛍光色に染められた麻縄で縛り上げ、吊り床という天井についている金具に引っ掛けて宙吊りM字開脚を完成させ、蝋燭を垂らして鞭でバシンバシン叩くっていう流れだったんですけど、あのね、こんな文章じゃね、なにひとつ伝わらないんですよ。今、海外で日本文化としてのSMショーがよく開催されているみたいなんですけど、なるほどこういうことかと。これは世界に誇る文化になるわと。

今回のショーではハイライトを吸いながら目が釘付けになるほどの鮮やかな手捌きで縛り上げる女王様の手腕と、M嬢の恍惚とした表情にもう観客みんなポカーンですからね。彼氏曰く「人は唖然とすると口が開くんだね!」とのことで、本当に私も他のお客さんも口開いてました。加えて彼氏曰く「男性のお客さんみんなディグダがめざめるパワーだったね!」とのことで、あんなん見せられたらそりゃあ目覚めてしまうわと。

とにかく女王様の指先や、振る舞い、M嬢の表情、場の雰囲気を含め素晴らしいショーでした。本当にコレは一回観てとしか言えない…興味のある人は観て…観てくれ……お願いだから……

 

ショーが終わると、ザワザワと場に話し声が戻ります。すごかったね…いやあ圧倒されたね…と二人で話し込んでいると、先ほどエレベーターで一緒だったお姉さんが前を横切りました。あっ!と思って見上げると先ほどのコンビニ帰りの疲れたお姉さんからむちゃくちゃ綺麗な女王様になっていました。乳首にバッテン貼り付けて隠してる衣装初めて生で見ました。でもそんなボンテージの衣装が似合いに似合いまくっているところがすごい。本当にお美しい。

女王様も私たちを見てさっき、エレベーターにいた二人だとわかったのか話しかけてくださったので、「ショーがすごかったです!!!!ショーが!!!すごかったです!!!」と伝えると「さっき向こうにカップルがいて後で縛ってあげるって約束してたんだけど、ショーみてビックリしちゃったのか帰っちゃった(笑)」とおっしゃるので、「なら……私を…私を縛っていただけませんか……!!!!」と気がついたら懇願していました。未だになぜそんなことを口走ってしまったのかわからないんですが、女王様を目の前にしてこのチャンスを逃してはいけないと思いました。

いいよ~と快く承諾してくださった女王様は麻縄を持ってくると、お酒を飲みに飲んでふらふらな私の状態を確認し、座った状態でまず胸を縛ってくださったのですが、私は縄を舐めていました。縄を、舐めていました。

女王様にされるがまま、麻縄が体を這って締まっていくんですけど、縛られるというのは抱きしめられていることと同じとはよく言ったものだと思います。呼吸をすると縄が食い込むんですけど、食い込むたびにキマってくのがわかりました。キマっていくという表現は難しいのですが、じわじわ快感が増していって物事が考えられなくなっていくっていうのが一番近いと思います。これはね、縛られたことがある人しかわからないかもしれないけれど、本当にすごいんだよ……あと向き不向きもあるんじゃないかな……

あと他の客席から「わあ♡見てみて!あの子縛られて喜んでるよ♡」という声が飛んできて「マジか……自分で言い出したとはいえ、縛ってもらってパンツ濡らして彼氏はおろか他人にも見られてってこれなんつう状況だ……」と遠い思考で思ったのを覚えています。

 

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想像がつかない人のために写真を載せておきますと、これが胸縄です。背面の写真や、この後縛ってもらった足の画像があるとよかったんですけどあまりにも乱れているためにこれが限界でした。

 

今回は軽く縛ってもらっただけだったんですけど、完全に思考がイッてしまったので、縄を解いてもらってからもスイッチが切れなくて目が虚ろでした。正直ちょっと泣きました。

興味のある子はぜひチャレンジシてほしいなと思いつつ、ひとつ伝えておきたいことがあって、緊縛はプロに縛ってもらうことが大事だと思います。この後あまりにも感動したので緊縛の講習会に行ってきたんですけど、緊縛ってものすごく難しくて、「ここは動脈あるから縛るときは避けなきゃダメだよ」とか「テンション(縄に掛かる力)が一定になるよう指通して均して」とか「縄はねじらないように、見た目にも体にもダメだから気をつけて」とか、そういう細かいポイントがむちゃくちゃに多いんですよ。鮮やかな手腕で縛りあげる女王様達にはたぶんむちゃくちゃな経験の上に成り立つ熟練の業があって、だからこそ縛られるとあそこまで脳がイカれるんだと思いました。YouTube観て彼氏にそこらへんの縄で縛ってもらうとかじゃあお話にならないです。みんな、SMバーかクラブに行こう。

 

今回はこれだけの経験をさせてもらって、お会計は女性の場合5,000円しないくらいでした。安い。あまりにも安い。私が行ったSMバーは世界を股にかけてショーを行っている女王様が普通にいるので本当に安いとしか言いようがないです。SMバーによっては女性の場合もっと安いところもあるし、ショーよりお客さんとのソフトプレイがメインのところもあったりして、お店によってだいぶカラーが違うみたいなのでみんなそれぞれ調べてみてね。女の子同士で行くと安い価格でとっても盛り上がれると思うし、カップルでいくと男の子の分の値段は張るけどその後の秘め事が捗るよ!落としたい男の子と行くとその後絶対致したくなるからかなりアリだと思うけど誘うのがちょっと難しいよね!そこは各自頑張ってね!

 

SMバーに行くなんてそんなアブノーマルな……ちょっと私には無理……と思う女の子もいると思うんですけど、あの女王様たちの美しさや立ち振る舞いは自分の美意識や目標を定める上でものすごく参考になると思うし、普段は大学と家の往復ばかりとか、会社の先輩同僚としか話していないみたいな女の子にはとてもオススメです。こういう気遣いができて芯のしっかりした女性達が女王様という職業を全うしているんだなって目にすると価値観変わるよ。正直ブスほど連れて行きたいと思います。わたしも頑張ろう…ってなるよ。

 

それじゃあ私はこれからSMクラブの選定に入ろうと思います。みんなも楽しいSMライフを!

 

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