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番組詳細説明（表題）

空き家　どうしますか？

番組詳細説明（内容）

【見どころ】
瀬戸内海に面し坂の町で知られる尾道が危機にある。空き家が急増しているのだ。空き家は景観を損なうだけでなく、火事や倒壊の恐れなど様々なリスクをはらむ。
「崩れかかった家の柱が隣の家を突き破る」
広島では去年2月、20年放置された空き家が行政代執行により取り壊された。
全国の空き家数は増え続け過去最高の820万軒。広島では、6軒に1軒が空き家で、全国平均を上回る。なぜ空き家は増えるのか。解決策はあるのか？あなたならどうする？

【内容】
全国の空き家数は820万軒、空き家率は13.5％。
20年間で約370万軒が増加し過去最高を更新した。
さらに2033年には空き家の数が2150万軒、空き家率30％を超えるという推計も
発表された。（野村総合研究所2015/6/22）
広島県の空き家は深刻だ。25軒のうち21軒が空き家という集落もある。
都市部にも空き家が目立つ。
広島県の空き家率は全国平均を上回る15.9％。およそ「6軒に1軒」が空き家だ。
空き家はなぜ増加するのか？現状とその対策を取材する。

「崩れかかった家の柱が隣の家を突き破る」。
20年近く空き家にまま放置され、近隣住民が恐怖を覚えるほどの空き家が、
2015年2月、広島県初の行政代執行で取り壊された。
空き家が抱える問題が浮き彫りになった。
国は2015年2月、空き家を放置すると税制の優遇制度をなくす【空き家対策特別措置法】を施行した。
空き家をどうするか？
空き家率は27.5％の江田島市。実に4戸に1戸以上が“空き家“だ。
空き家を「売り出したい、貸し出したい」人と「空き家に住みたい」人とを仲介する「空き家バンク」という制度。さらに江田島市へ定住してもらう人を増やそうと、お試しで空き家を貸し出すという事業も8年前から続けている。これまで約100成立したが江田島市内にはおよそ4000戸の空き家がある。主人の実家が空き家となったため、売り出しを決めた女性を通して空き家と向き合う難しさが見える。

一方、全国から観光客が訪れる尾道市。この町も空き家に悩む。空き家率は18．2％。尾道で活動が目立つのは市民団体。【ＮＰＯ法人尾道空き家再生プロジェクト】は2008年から活動を始め、これまで空き家15軒を再生した実績を持つ。そして、これまでおよそ70軒の空き家を新たな居住者に仲介した。
登録有形文化財に登録された元旅館「みはらし亭」は2016年4月には再生され
外国人観光客を中心としたゲストハウスとして営業を始めたばかりだ。
空き家に関するノウハウを持つ同団体の役割は年々大きくなっている。市民団体と自治体の役割。
高齢化と過疎。さらに空き家をめぐる新たなビジネスの展開。
空き家の現状と、その対策を探る。