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【首都スポ】関東大学サッカー 筑波大・長沢 暫定首位弾! 2−0駒大撃破2016年5月29日 紙面から ◇筑波大2−0駒大
第90回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)は28日、各地で第9節第1日の1部4試合、2部4試合を行い、1部では前節まで2位の筑波大がMF長沢皓祐(2年・FC東京U−18)の公式戦初得点などで2−0と駒大を下し、暫定首位に浮上した。早慶のライバル対決は2−1で慶大が勝ち、暫定3位。順大は桐蔭横浜大に2−0で勝って連敗を2で止め、日体大は専大を2−1で下し4連勝。1部・2部それぞれの残り2試合は29日に行われる。 やる気満々で臨んだ男がチームを暫定首位へと導いた。今季初先発の筑波大MF長沢が価値ある先制弾。前半23分、左からのパスを中央で受けると、ペナルティーエリアの中にちょうど入ったあたりの位置で右足を振り抜き、ゴール左隅にたたき込んだ。 自分の前に駒大の選手が立ちはだかっていたために、シュートコースがほとんどなかった。そのため、相手の股間を意図的に狙ってシュートを打ったという。こん身の一撃は目前の両足の間をイメージ通りに抜け、ゴールネットを揺らした。大学での公式戦初得点を挙げた背番号「22」は雄たけびを上げながら、チームメートと抱き合った。 開幕前に右足ふくらはぎを傷め、さらに開幕後には左足ふくらはぎを故障した。負傷に悩まされる日々だったが、ここにきてようやく体のキレが戻ったため、スタメン出場の機会を狙っていた。「(長沢が)『俺を試合で使え』という空気を今週のトレーニングで出していたので、起用してみました」と、長沢を先発させた理由を説明した小井土正亮監督。願いがかなうと知った長沢は「自分が点を取ってチームを勝たせる」と心に固く決意し、その通りの結果を残して見せた。 殊勲の2年生MFは試合後、「(フラストレーションが)たまっていたので、本当にうれしかったです」と、自身のゴールと勝利の瞬間の喜びをしみじみと振り返った。そして、「これからもスタメンで出してもらえるように、点を取り続けたいと思います」とさらなる活躍を宣言した。(関孝伸) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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