蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】42歳“鉄の女”、表純子が猛チャージで単独首位 187試合連続出場中2016年5月29日 紙面から
◇リゾートトラストレディス<第2日>▽28日、徳島県鳴門市・グランディ鳴門GC36(6524ヤード、パー72)▽曇り、気温21・3度、北東2・1メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽107選手(うちアマ5人)▽観衆4553人 23位発進のベテラン、表純子(42)=中部衛生検査センター=が9バーディー、1ボギーと大爆発。大会コースレコードを3打更新する64をマークし、通算9アンダーの単独首位に躍り出た。ツアー最多連続出場記録の更新を続けるゴルフ界の“鉄の女”が今季初勝利に王手をかけた。1打差の2位に成田美寿々(23)=オンワードホールディングス=とP・チュティチャイ(タイ)、7アンダーの4位にイ・ボミ(韓国)ら3人が続いている。 好スコアの並ぶスコアボードの中でも、ひときわ輝く8アンダー、64の数字。今大会で自身が持つ最多連続出場記録を187試合に更新した表が、昨年9月以来の通算5勝目に向け、一気の猛チャージで首位浮上だ。 「このところ体が重くて、調子もよくなかったので、ドライバーのシャフトを振りやすいものに替えたんです。それで思い切り振り切れるようになった」。3〜11月の9カ月間、休まず試合に出続けるタフネスも既に42歳。寄る年波には勝てず、疲れが断続的に体を襲う。それに合わせた工夫が奏功した。 1番で4・5メートルを沈めてバーディー発進すると、3番からの3連続を含む9バーディー奪取。11番でボギーをたたいたが、4つのパー3のうち3ホールでベタピンにつけるショットを見せ、「明日(全パー3にホールインワン賞800万円がかかる)の予行演習ができましたね」と笑った。 この5月からは実家のある広島、研修生時代から住み慣れた静岡・菊川に続き、東京・大田区にもマンションを借りた。「やっぱり飛行機を利用する時など、移動が楽。これまでは羽田空港に着いてから家まで2時間半ぐらいかかりましたからね。今は15分。羽根付きギョーザとか、地域のグルメも楽しんでます」。近所の氏神様にもお参りを済ませてきたところだという。 「年々、体はしんどくなってきてるので、とにかく睡眠はしっかりとるようにしています。夜は8時間以上、昼寝も2、3時間。明日も守りに入らず、最後まで攻めていきたい」。当面の目標は来季シード確定と9月のゴルフ5レディスまで200試合連続出場を達成することだそうだが、新たな優勝カップは、何よりのスタミナ源になるはずだ。 (月橋文美) <表純子(おもて・じゅんこ)> 1974(昭和49)年2月2日生まれ、広島市出身の42歳。159センチ、65キロ。広島商高時代はバスケットボール部で活躍。卒業と同時に静岡・ホロンGCに入り、ゴルフを始める。4年後の96年に不動裕理らとプロテスト合格。2001年9月に結婚、翌02年にシード入り。05年7月のシャトレーゼクィーンズでの初Vから2週連続優勝。07年にシード落ちも翌年復帰し、15年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子までツアー通算4勝。11年開幕戦から今大会まで187試合のツアー連続出場最多記録更新中。血液型B。 PR情報
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