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No.46
- 回答日時:2005/08/24 10:45
No.45さんへ。
大事なことを言い忘れていました。あなたは、No.39の私のコメントに対し長々と非論理的なコメントをくださいましたが、ところで、かんじんの、私がNo.39であなたに問いかけた2箇所の質問については答えていませんね。
議論の基本的なルールさえ守らないこうした態度はいかがかと思います。
私の言葉が足りず質問趣旨が理解不能だったためか、いくら破綻したロジックなるものを振り回してこじつけてみても反論不能とあなたが判断したためかはわかりかねますが、まあ、今となってはどうでもいいことです。
ここでは、あなたはルール違反を犯している、と指摘するに止めておきます。
それでは今度こそ、さようなら。
皆さんどうもありがとうございました。参考になりました。ポイントを付けようと思ったのですが、どうしても付けられません。ご容赦ください。
No.45
- 回答日時:2005/08/24 00:31
No.45さんへ。
本当はすべてのコメントに対してお答えしたいところですが、なにぶんにもあなたのおっしゃることには意味不明な箇所が多く、おっしゃる意味を把握することすら不可能なため、申し訳ありませんが、答えられるところだけお答えいたします。
>テロリストもつくる会もごっちゃにするのは、雑というものですね。
どちらも自己中心的、目的のためには手段を選ばないという点でよく似ています。
>思うのは自由なのですが、これは史観の問題であり、ついでに言えば史観の問題とは大げさな問題ではありません。
あなたがそう考えるのは自由なのですが、これは…(以下略)
>では、自覚がないというだけのことです。
心理学にもお詳しいのですね。
>「言ってません」は、明確な嘘ですね。
本気でおっしゃっているんですか? あまりにも奇妙な理屈で目が回ります。
教科書全体がそうだ、戦争についてもそうだ、と言ったら、戦争に「だけ」限定したことになるのでしょうか。
とりあえず、高校数学の「集合」や「論理」の基礎から学びなおされたほうがよろしいかと。
ちなみに、引用された文の直後のカッコ内の一文を故意にか無意識にか割愛されていますが、その部分をもう一度読んでいただければ、私が「戦争賛美」という結論にもっていっているかどうかがご理解いただけるでしょう。
引用と主張の区別ができていないようですね。
>ysk26 さんは「一般的な教育方法論」についてかなり知識が乏しいことが分かります。とりあえず、最初に指摘したように、他国の教科書を調べてみましょう。
なるほど。あなたは話題の中・韓のような教科書も含めて、子ども向け教育の基本であり一般的だとおっしゃるんですね。
私がいくら説明しても信用できないでしょうから、教育カテゴリーにでも行って、
「現在の教育学や教育法では『光の部分だけを強調し影の部分には目をつぶる』のが子ども向けの教育の基本とされているのですか?」とでも質問してみてください。
せっかくのQ&Aサイトですしね。
私よりも知識の豊富な方々がていねいに教えてくれることでしょう。
>カッコつきで「南京大虐殺」と記述したことの意味を ysk26 さんは読めていないようですが、これは30万人殺したなどの東京裁判で発明された案件のことを指しています。
そういうことならば、ご心配なく。
今回の検定で、「30万人殺したなどの東京裁判で発明された案件」としての「南京大虐殺」の記述は、あなたのお望みどおりすべての教科書から消えていますから(1社怪しいのがありますが、断定はしていません)。
たとえば「このとき日本軍は南京で婦女子を含む一般市民を約30万人殺害した(南京大虐殺)。」というような記述が載っている教科書があれば、ぜひご教示ください。
それよりも、あなたがそういうことをおっしゃるとなると、私にはさらにひとつ疑問が出てきます。
いいですか、あなたの発言を振り返ってみますよ(わかりやすくするために順序を入れ替えました)。
No.5「他の、左寄りというか寄り切ってばかりの教科書と比べると、採択して欲しいと思います」
No.33a「そんなもの(いわゆる「南京大虐殺」)が載っている教科書は扶桑社版以上の落第となる」
No.45「カッコつきで「南京大虐殺」と記述したことの意味…(中略)…これは30万人殺したなどの東京裁判で発明された案件のことを指しています」
No.33b「扶桑社版を否定するということは、他社の教科書を推すということに、自動的になります」
No.37「反対の結果がどうなるかは、既に書いたとおり、自動的な帰結なのですから。つまり、 yk26 さんは見てもいない他社の教科書(どれかの特定はしていませんが)に賛成したのです。ロジカルに考えて、他の展開がありますか?」
No.5の発言のとおり、あなたは扶桑社版の採択に賛成しました。
ということは、あなたのお得意なロジック(No.33b)をひっくり返せば、あなたは扶桑社以外の他社7社の教科書すべてに反対したということに自動的になります。
自動的に、というより、あなたは他社7社の教科書をNo.33aのように評していますから、理由があっての積極的な反対といったほうが適切です。
ところが、ここで問題がおきます。
前述のように他社7社の教科書には「いわゆる『南京大虐殺』」(No.45参照)のことなんてもともと載っていないのですから。
それなのに、不思議なことにあなたはNo.33aでいわゆる「南京大虐殺」が載っているから云々という発言をしています。
もうおわかりですね。
あなたはNo.37で分析してみせたように、見てもいない他社の教科書に対し、一方的な思い込みと伝聞などにもとづき反対したのです。ロジカルに考えて、他の展開がありますか?
私に対するあなたの以下のような非難を、謹んで、そっくりそのままあなたにお返しいたします。
>それでは、私がいくら精緻に論理展開していても無駄でした。
>今回もロジック上の誤りをおかしています
今さら「カッコつきで記述したことの意味を…」などと言われても困りますね。ご自分の発言には責任をもってもらわないと。
>先般明らかになった ysk26 さんの周りの状況
あなたが一方的思い込みにもとづいて私の周りの状況を左翼イデオロギーの巣窟云々と想像し「明らかになった」つもりでいらっしゃるにすぎず、その前提自体が誤りだと指摘したはずですが。
>これこそ思う思わないのレベルの話です。
現在の制度と基準による教科書検定の実際を知っている人で、100箇所超という数字に対し「多いと思わない」という人にはお目にかかったことがありません。
しかし世の中には変わった人もいますから、その人の感じ方を否定するものではありません。
>なんのために検定制度というものがあると思っているのでしょうか。
本来は、教科書として適切なものに国がお墨付きを与え、不適切なものをはじくためです。
扶桑社の教科書や、私がNo.44で述べた他社1社の教科書のようなものは、検定基準緩和以前であれば、教科書としての完成度が低いとして即不合格になっていたかもしれないようなシロモノです。
前回の検定では、扶桑社の教科書に対して「とにかく合格させるため」と勘ぐられてもしかたのないようなさまざまな特例措置が、検定審査の各段階で政府や文部科学省によって講じられました。
詳細は調査してみてください。
私は常々、いわゆる右派と左派をくらべると、右派の方のほうが事実に基づいた冷静な見解が多かったりより論理的であったりすることが多いという印象をもってきました。
現に、この場でもそういうまっとうな思考をなさる方もいらっしゃいます。というか、それが普通です。
しかし、いわゆる右派の方で、失礼ながらあなたほど非論理的で話の通じない方に出会ったのは今回が初めてです。
私はあなたに指摘されるまでもなく、自分の知識も思考もまだまったく不十分であることくらい自覚しておりますが(あなたとの比較において、という話ではありません)、率直に申し上げて、あなたが私にそんなことを指摘できるほどの知識量と思考力を備えておられるようには見受けられません。
はっきり言わせていただくと、あなたは、あなたがお嫌いな論理破綻の左翼と大差ないレベルかと存じます。
最初はおもしろいのでお返事を始めたのですが、なんだか書いているうちにむなしくなってきました。
質問者さんをさしおいてこれ以上この貴重なスペースを無駄なおしゃべりで汚すのも気が引けますので(質問者さん、本当にすみません)、削除覚悟でそろそろ退散し本業に戻ることにします。
逃げたとでも何とでも思ってくださってけっこうです。
最後に、いろいろ言葉が過ぎた点も多々あったかと思います。
ひとえに、冷静さを取り繕うことすらできなかった私の未熟さによるものです。
鼻で笑ってご寛恕いただければ幸いです。
お元気で。
No.44
- 回答日時:2005/08/23 20:24
No.39
> 教科書を推進しようとする側にも何らかのよからぬ政治的意図
> ぎとるなというほうが無理な話です。(まあ、No.26さんあたり
>「テロからの防衛だ」とでもおっしゃるんでしょうが。)
もしテロリストを相手にするのに、正攻法だけで戦えると思っているとしたら、現状認識が極めて甘いと言えます。
また、政治的意図が無くて歴史の教科書を作るなどということがあるわけがありません。問題は、その「意図」の内容です。そこへ立ち入ることなしに「政治的意図」としてテロリストもつくる会もごっちゃにするのは、雑というものですね。
> それと、「敢闘精神」「よく戦った」は史観なんて大げさな問
> 題ではなく、もっと下位レベル(低レベルという意味ではない
> ので誤解のないように)の、価値判断や評価規準(それもかな
> りあいまいな)をもった言葉だと私は思いますが。
思うのは自由なのですが、これは史観の問題であり、ついでに言えば史観の問題とは大げさな問題ではありません。歴史を語る基本姿勢の問題なのですから、これが無ければそもそも議論は成立しない話なので、大げさどころか基本の話です。
> No.32で私にも攻撃の意思はありませんので、おっしゃること
> がわかりかねます。
では、自覚がないというだけのことです。
>>「光をあてる」ことを戦争の部分だけに限定する
>そんなことは一言も言ってません。No.32で「口絵から愛国心
>全開」と書いたじゃありませんか。
>この教科書全体のトーンは全体的にそういう調子だ、とも書
>いたはずです。話の流れで戦争にふれているにすぎません。
「言ってません」は、明確な嘘ですね。
「それこそ「戦争賛美」だと言われたってしかたありませんね。」と、はっきりと言っています。戦争に限定したからこそ「戦争賛美」となるのであり、「全体的に」であれば「日本賛美」「日本史賛美」になります。
自覚が無かったとしたら、この嘘はロジックの誤りによるものだということです。
しかし、話の流れで触れたことだけで「戦争賛美」などという結論に持っていくような論理の進め方は、いかにも雑というものでしょう。
> つまり呆れて突き放したのであって、同意も肯定もしていない
>とにご注意ください。同意どころか、あなたの意見は一般的な教
>育方法論的にみればまったくの的外れです。
ysk26 さんの主観とは関係の無い話で、「それまで」です。また、この発言によって ysk26 さんは「一般的な教育方法論」についてかなり知識が乏しいことが分かります。とりあえず、最初に指摘したように、他国の教科書を調べてみましょう。
> >ロジカルに考えて、他の展開がありますか?
> 上述のとおり。
「すっとばしていた」ということですね。それでは、私がいくら精緻に論理展開していても無駄でした。
> 総合的に考えて、扶桑社の教科書も明記しているとおり、南京
> 件(と呼べば気が済むのですか?)が存在したこと、その具体
> 的規模や実態については現在でも論争がつづいていること――
> というのが事実であると認識しています。
カッコつきで「南京大虐殺」と記述したことの意味を ysk26 さんは読めていないようですが、これは30万人殺したなどの東京裁判で発明された案件のことを指しています。そんなものをいまだに言い張っているのは日本の左翼と中韓くらいであり、それらの主張を議論とは呼べる代物ではありません。
そのくらいの事実は押さえましょう。
それにしても、「(と呼べば気が済むのですか?)」などと人におもねって、何がしたいのでしょうか。そういう卑屈な真似は止めることをお勧めします。
> 仮にあなたのおっしゃるとおり「世界の歴史学者の間では、
> 幻であったという結論が出てい」る話なら、なぜ扶桑社を含
> めどの教科書にも検定意見すらつかないのですか? 話にな
> りませんね。
日本のおかれた環境は、先般明らかになった ysk26 さんの周りの状況に代表される、東京裁判史観に支配されたものだったという事実を忘れてはいけません。それが理由です。
仮に ysk26 さんがおっしゃるとおり「話になりません」なのであれば、なぜ扶桑社の教科書採択に対してテロが起きるのでしょう? それこそ話になりません。
> 多いと見るのが普通です。
ysk26 さんがそう思うのは自由ですし、これこそ思う思わないのレベルの話です。しかし、なんのために検定制度というものがあると思っているのでしょうか。
> >yk26 さん
> 不正確です。
> 検索等の問題に配慮して意図的に伏字にしてくださったのな
> ら配慮には感謝しますが、できれば回答番号でお呼びいただ
> ければ幸いです。
これは失礼しました。気をつけます。
ちなみに私はその種の「配慮」はしません。むしろ、発言の責任を明確にするためにも番号ではなくハンドルを使うべきだと考えています。にも拘らず Typo をしたのは、不覚でした。
なお、引用元を明示するため、冒頭に回答番号も付記しました。
> 失礼ながら、あなたの私に対する反論のほとんどは、読み違い
> か一方的な推測のうえに成り立っています。
> こんな雑な議論をしていて、大丈夫ですか?
読み違いは、ysk26 さんが「すっとばした」ためでした。これでは、私でなくても読み違います。また事実を元に蓋然性の高い推測をして論をすすめるのは当たり前のことであって、雑とは呼びません。今回もロジック上の誤りをおかしていますし、雑なのはむしろ ysk26 さんの方なのですから、注意した方が良いですよ。
> あなたが良識のある大人なら、こういうことは、たとえ思っても
> 公言しないことです。
> 言ったとたんに人間性を疑われても文句は言えませんよ。
ここから分かるのは、ysk26 さんの周りは厳しい評価をしてくれる人に対し、人間性を疑って、恐らくは排斥してしまう環境にあるということですね。かなり不幸な環境にいるようですが、周りからのフィードバックがかからないだけに、よほど自分に厳しくすることを心がけるよう、アドバイス致します。
No.43
- 回答日時:2005/08/23 14:23
>新潟県中里村の「雪国はつらつ条例」を「雪国はつらいよ条例」と誤記していたのは、扶桑社の歴史教科書ではありません。
ご指摘ありがとうございます。
私も「つらいよ条例」は東京書籍という社名とともに報道でも有名になったし自明だろうから…と安易に考えてあんな表現をしてしまいましたが、たしかに何も知らない人が読めばあの一文は、「つらいよ条例」もオーケストラの写真も、扶桑社の教科書のことを言っているとしか読めませんね。もちろんどちらの例も扶桑社のものではなく、「検定は万能ではない」という一般論として例示したものです。多少くどくなっても、厳密に書くべきでした。
もっとも、この件によって私の論旨はまったく影響を受けませんけれども。
それと、ひとつ基本的な誤りに気がつきましたのでついでに指摘しておきます。
No.3, 36さんがご紹介くださった扶桑社歴史教科書の検定意見URLは、前回平成12年度のものです。今回平成16年度の改訂版についての検定意見を参考URLに添付しておきます。
私も確認を怠っていました。こちらも結果的には私の論旨に影響はありませんでしたが。
検定意見個数は約10%減の、それでも124箇所で最多です。異例の多さといえます。
その内容も、「相変わらずだな…」と苦笑せざるをえない一面的なものが多く目につきます。
公平を期すために言っておくと、今回、扶桑社に次いで多い113箇所の検定意見を付けられた社が1社あるのが目を引きます。私の先の回答にもとづけば、この教科書も扶桑社なみに完成度・信頼性を疑われても文句の言えない教科書だと考えられます。
参考URL:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/ke …
No.42
- 回答日時:2005/08/23 12:28
NO.2です。
>「雪国はつらいよ条例」やそれに付随する多くのミスは報道で明らかになったとおりですし
新潟県中里村の「雪国はつらつ条例」を「雪国はつらいよ条例」と誤記していたのは、扶桑社の歴史教科書ではありません。
東京書籍発行の中学公民教科書「新しい社会 公民」です。
>『新日本史』にいくつの検定意見がついたか私は知りませんが、
323ヶ所です。
これを修正し翌年は合格しました。
>それに『新日本史』は逆の意味で扶桑社の教科書と同じようなちょっと特殊な性格をもった教科書ですから、300箇所の意見がついても不思議ではないかもしれません。
昭和41年になって家永氏が改訂を申請したのは34ヶ所です。(と言うことは残り189ヶ所は?)
この内検定不合格となったのは6ヶ所です。
No.41
- 回答日時:2005/08/23 00:35
>扶桑社の歴史教科書に賛成か?
の質問ですが、
検定制度上問題とされた数が素行不良の子供を育成してしまう数に比例するのでしょうか?
例えば、オウム真理教信者数が増加して宗教法人として認知された時代はバブル時代でもあり、会社等における公的活動等て「独りよがりというか、勝手にのマスターベーションをする」かの如く熱心に働いた現場技術者達が疎外された時代を知らない人達の価値判断基準について私は理解できません。
投機博打・上納金分配・営業利益を前提にされた労働現場とは全く別の問題が技術労働者について発生しておりました。
会社、公職、マスコミに公共心が無く、搾取・疎外された技術労働者(特に優秀な若手)があふれかえりました。
初歩的な事ですが、中学生に何のイデオロギーを与える事を良しとするかは、個人々勝手に御意見をお持ちな訳ですが、「国家と国家権力」というもの、あるはそれよりその枠組みに執着心を持つ事は、後々に有意義な公共心を育成するために必要な事と考えます。
特に、企業の私的利益範囲内で技術労働者が疎外されていた結果は、日本の国力を妬む連中と呼応し易い馬鹿の日本人が招いた成果です。
分数できない中学生を出すような教育をしていて、マスターベーション知らない中学生が「何をやっている」のかお分かりなのでしょうか。
バブル時代は職場内部にまで及んで酷いもんでした。 所謂、大人の側にさっぱり自覚がありませんから、言うだけ無駄と感じます。
No.40
- 回答日時:2005/08/22 20:20
>100個付こうが200個付こうがそれが修正されて合格したわけですから、合格本には何ら問題はないと思いますがね。
私も基本的にはそう思います。
が、No.34の後半に書いたような懸念は実際ありますし、考えてもよいことだと思います。
単純な誤記・誤植はもちろん、「雪国はつらいよ条例」やそれに付随する多くのミスは報道で明らかになったとおりですし、私が見たところでも、たとえばオーケストラの写真を逆版で使っているなど、考えられないようなミスも検定で見落とされることは決して少なくありません。
そして、検定意見の絶対数が多いということは、当然、見落とされた数も多いということになります。
したがって、私は検定意見の数(しかも特に極端な多寡)というものが、検定通過後の教科書であっても、やはりその完成度、信頼性を推し量るバロメーターのひとつになりうると、理論的にも経験上も感じています。
>昭和37年の「新日本史」には300個以上の修正意見が付いていたはずです。
『新日本史』にいくつの検定意見がついたか私は知りませんが、これはあなたもNo.29でお答えになったとおり、検定基準が大幅に簡素化される以前のものですよね。
このときは検定手続の段階として、冒頭に誤記・誤植・脱字類の審査というものが制度化されていましたから。検定基準も制度も、今よりはるかに厳しい時代でした。
(逆にいうと、今の検定というのは1冊十何万も審査料をとっておいて、本当にそれだけの仕事してるの? と思うようなゆるさを感じることもしばしばです。)
それに『新日本史』は逆の意味で扶桑社の教科書と同じようなちょっと特殊な性格をもった教科書ですから、300箇所の意見がついても不思議ではないかもしれません。
No.39
- 回答日時:2005/08/22 16:21
NO.2です。
No.39さんが書いていますが、私も各学校毎の採択に賛成です。
私立、国立の場合は各学校毎の採択でしたよね。
No.39さんは、教科書の版元や執筆者による採択活動への関与・圧力を挙げておられますが、過去には「教科書採択汚職」などもありました。
大阪書籍や光文書院などによる贈収賄事件です。
各学校毎の採択となれば圧力も贈収賄も物理的に不可能でしょう。
蛇足になりますが、No.39さんは検定意見が100個付いたことを問題にしておられますが、100個付こうが200個付こうがそれが修正されて合格したわけですから、合格本には何ら問題はないと思いますがね。
私の記憶では検定不合格になった時の昭和37年の「新日本史」には300個以上の修正意見が付いていたはずです。
それを修正して昭和38年に検定合格しました。
しかし前年に300個以上の修正意見が付いたことなど問題にはならなかったですよ。
No.38
- 回答日時:2005/08/21 18:49
No.32, 34です。
私にも誤解がありましたので補足します。私は先に回答したように、「扶桑社の歴史教科書に賛成ですか?」というアンケートに対し、教科書そのものに対しての感想的な回答を寄せたわけですが、No.2さんに対する質問者さんの補足を見直すと、「採用に賛成か、反対か」ということですね。
最初に読んだはずなのですが、その後があまりにも長くてすっとんでいました。
質問趣旨にのっとった回答をするなら、たとえば杉並区がこの教科書を採択する(した)ことに対しては、私はNo.36さんとまったく同意見です。ただしNo.32の第6パラグラフに書いた感想つきではありますが。
No.34にも書きましたが、私自身は、採択反対派の「戦争賛美」「軍国主義復活」というワンパターンな言辞や採択を妨害するような行動に対して共感するものではありません。
ただ一方で、報道された杉並区の場合ですが、教育委員人事への区長の恣意的な介入や現場からの調査報告書の改竄指示、この教科書の版元や執筆者による採択活動への関与・圧力などをみると、この教科書を推進しようとする側にも何らかのよからぬ政治的意図を嗅ぎとるなというほうが無理な話です。(まあ、No.26さんあたりは「テロからの防衛だ」とでもおっしゃるんでしょうが。)
また、教育の本筋からいえば究極的には小・中学校の採択も地区制ではなく高校のような単独制にすべきだと私は思いますが、それはここでの話にはあまり関係ありませんので割愛します。
以下はNo.37さんに対するお返事です。
最初のパラグラフについて。
No.32で私にも攻撃の意思はありませんので、おっしゃることがわかりかねます。
>「思います」ではなくて、確認して貰えますか。
はい、確認しました。No.34に書き込んだ文脈のとおりで間違いありません。
だとするとまた何らかの反論がおありでしょうか。
続く史観の話、あなたの回答の中では唯一理解できる部分です。
まあ、当たり前のことをいっているにすぎませんけれども。
ただ、
>自虐史観は物的証拠と整合しないために誤りであるし、
この部分は意味不明です。もう少しわかりやすく回答いただければ助かります。
それと、「敢闘精神」「よく戦った」は史観なんて大げさな問題ではなく、もっと下位レベル(低レベルという意味ではないので誤解のないように)の、価値判断や評価規準(それもかなりあいまいな)をもった言葉だと私は思いますが。再三申し上げているように、教科書ではなく読み物にふさわしい言葉ですね。
なお、「容赦なく殺した」は例示のために創作した私の作文です。
>「光をあてる」ことを戦争の部分だけに限定する
そんなことは一言も言ってません。No.32で「口絵から愛国心全開」と書いたじゃありませんか。
この教科書全体のトーンは全体的にそういう調子だ、とも書いたはずです。
話の流れで戦争にふれているにすぎません。
なお、
>それが、子供向けの教育の基本です。
に対して私は、そう言われてしまえばそれまでだとは書きましたが、
そう言われればそのとおりだとは書いておりません。
つまり呆れて突き放したのであって、同意も肯定もしていないことにご注意ください。
同意どころか、あなたの意見は一般的な教育方法論的にみればまったくの的外れです。
>ロジカルに考えて、他の展開がありますか?
上述のとおり。
>信じる信じないの問題ではなくて、単なる事実です。
私はこの問題の研究家ではありませんので「物的証拠との整合性」云々といわれてもすでに市中に出回っている文献以上のものは提供できませんが、総合的に考えて、扶桑社の教科書も明記しているとおり、南京事件(と呼べば気が済むのですか?)が存在したこと、その具体的な規模や実態については現在でも論争がつづいていること――というのが事実であると認識しています。
仮にあなたのおっしゃるとおり「世界の歴史学者の間では、幻であったという結論が出てい」る話なら、なぜ扶桑社を含めどの教科書にも検定意見すらつかないのですか? 話になりませんね。
なお、「大虐殺」であったか「虐殺」であったか、はたまた「事件」なのか「戦闘」なのか、ということをあなたが問題にしているのだとしたら、私はこの話題についてはこれ以上お付き合いいたしかねます。
>想像するに、 yk26 さんは国語の先生のように思われます。
違います。日教組とも何の関係もありませんのでご心配なく。
>新製品に、枯れた製品よりも初期不良が多く出るのは当たり前のことです。もっとも、製品によってその数字の意味が違いますから、これを多いと見るか少ないと見るかは、それこそものの見方の問題ですね。
多いと見るのが普通です。
私が関わったり知っている限り、まったくのゼロから作った教科書であっても、検定意見が100個ついたという話は聞いたことがありません。
それに、この教科書は新製品ではなく改訂版です。
>yk26 さん
不正確です。
検索等の問題に配慮して意図的に伏字にしてくださったのなら配慮には感謝しますが、できれば回答番号でお呼びいただければ幸いです。
あなたの知識量や思考力がどれほどのものか存じ上げませんが、失礼ながら、あなたの私に対する反論のほとんどは、読み違いか一方的な推測のうえに成り立っています。
こんな雑な議論をしていて、大丈夫ですか?
最後に、老婆心ながらもうひとつだけアドバイスです。
>この問題に対する知識や思考の深浅の違いの方が、気になります。
>私との相対的な知識不足の結果が、
あなたが良識のある大人なら、こういうことは、たとえ思っても公言しないことです。
言ったとたんに人間性を疑われても文句は言えませんよ。
No.37
- 回答日時:2005/08/21 15:47
第二次世界大戦を当時の日本人は大東亜戦争と呼び、且つ米英蘭と戦いました。
「大東亜戦争とは・・・・・・
・・・日中戦争から始まり・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・」
まあこの辺の記述が1ページ以上記載されていない日本史教科書が、「日本史教科書」と呼べるはずがありません。
米軍占領統治時代と比べて、世界史的意義も米軍占領政策内容の必然的派生などとは比べ様がないのです。
昭和生まれは、自分の歴史感がどれ程まで卑劣卑猥なものなのかを自覚することから始める必要があります。
そもそも賛成するもしないも、「私が高校時代の日本史教科書は家永教科書を使用」しておりました。 それだけ日教組や左翼イデオロギーが強力な学校でしたね。
彼らは「我々は信じる・・・・」という言説によって、家永教科書を使用したのです。
つまり、扶桑社の歴史教科書も又「我々は信じる・・・・」という言説を使えば、他人が賛成しようが反対しようが現場教科書として使用可能なハズなのです。
検定制度より、現場教師の質が問題です。 マスコミの言いがかり(朝鮮ヤクザと同じ)を真に受ける日本人達に、何の不都合があって反対する必要があるのでしょうか。 又、反対者が多くいたところでそれが何なのでしょうか。
個人的な記憶で申し上げますと、教師が「家永教科書を使用」してくれたおかげで一般高校生の数倍量の勉強をするハメになりましたが・・・・
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