ルイです。
うつ病のひきこもりの休職中会社員です。社会復帰したいと何回もトライしてきましたが、玉砕を繰り返しています。現実は厳しいものです、
うつ病も1年わずらっていると、いろいろ諦めたものがあります。
結婚、あきらめようかな…
うつ病だと結婚相談所の登録を断られてしまうという背景もあります。病気を隠して活動するというのも結婚相手に失礼な話ですしね。かといって、これから自然な出会いで、うつ病であることもすべて受け入れてもらえる人を探すのも簡単な話ではないでしょう。
そもそもわたし、他人への興味がとても薄い性格です。他人と同じ部屋で過ごすことに強いストレスを感じます。こんな人間が、うつ病を引きずったまま、共同生活、ましてや結婚、出産、育児とこの先の人生を送っていけるのでしょうか…?自分で自分にものすごく疑問を感じます。性格的に、結婚にも向いていない人間なんじゃないかって思わされてしまうんですよね。
なんにせよ、実際に婚活に移るのはうつ病が治って社会復帰を果たしてからでしょうが、簡単な道のりではないのは間違いなさそうです。婚活でまたうつになったらどうしよう。
出世はもうむりです。働くだけで精いっぱいです。
うつ病になる前はわりとバリバリ働いていました。今までの人生でも「がんばればなんとかなる」的な脳みそ筋肉理論で課題をこなしてきたので、仕事も同じノリでどうにかできると思い込んでいました。
そんな感じで、毎日120パーセントの力を出してがんばりまくっていれば評価されて、出世して、キャリアウーマンバンザーイという単純なライフプランを立てていました。甘かった。
わたしは想像以上に弱かったです。キャリアウーマンなんて言葉を簡単に使ってはならないと悟りました。もう働くのたいへん。ふつうに社会に出てるだけでもう百点満点。出世とか上昇志向とかちょっともうつらいです。また無理してうつ病が再発しようものなら、今度こそ社会に出る自信を失ってしまいます。
意識が低いとかいろいろ言われたとしても、もうわたしはスローペースで生きていきます。身の程を考えずに全力ふりきってしまった末がこれだよ!
普通の人生を諦めました
わたしは小さなころから「変わった子」と言われてきて、普通に生きられないことがコンプレックスでした。どうすればまわりの人間になじむことができるのかをずっと考えていました。うまくいかなくては悩んでいました。
20数年かけてどうにか普通の人間らしい人生を送ることができるようになったのですが、うつ病になったことで、周りの人たちからは完全に「うつになった人」というラベルを貼られて見られるようになりました。親から「うつになるような子だとは思わなかった」と言われたときは複雑な気持ちでしたね。わたしだって、自分がうつになるような人間だとは思っていませんでしたからね。
どうもこの病気とは長く付き合っていかなければならない予感がします。つまり、もう普通の人生を送っていくことを諦めなければならない予感がするのです。わたしが小さなころから努力してきた「普通の人生に近づく」ことを、放棄しなければならなくなったんです。
これはこれで、あきらめがついてホッとしたような気がします。もう「うつ病」というラベルを貼ってしまった以上、普通に生きる必要がなくなったんですから。少しだけ気が楽になりました。
あきらめることは悪い事じゃない
うつ病になって結婚とか出世とか普通の人生をあきらめることにしたのですが、それは決してネガティブな意味ではありません。「執着を手放す」という意味合いです。こだわっているもの、そうしなければならないと思い込んでいたものから距離を置く、ということです。執着を手放すことで、また新たに手にすることができるものがある、とわたしは信じています。
よく無欲の勝利とか言いますが、諦めて忘れ去ってしまったころに、大切なものがポンと手元に落ちてくることもあるかもしれないじゃないですか。よく部屋の掃除してるとずっと前から探してたアクセサリーが見つかるような。ああいうことが起きるんじゃないかって思うんです。
いまはあきらめるべき時なんだ、と自分に言い聞かせて、うつ病からの復帰だけを考えて、ゆっくりと過ごしたいと思います。よくばってばかりではうまくいかないこともありますからね。
うつ病ひきこもりのダメダメな暮らしですが、いまのうちにしか得られないものもあると信じています。
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