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映画『C'EST ARRIVÉ PRESÈ DE CHEZ VOUS』「ありふれた事件」<1992年:ベルギー>

ATTENTION:T's Theaterでは映画作品のあらすじだけでなくストーリーのネタバレ結末まで記載しています。映画レビューはストーリーの下方にあるので映画をご覧になっていない方はお気を付け下さい。

映画「ありふれた事件」のあらすじ,ネタバレ,レビュー

作品データ

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原題:

C'EST ARRIVÉ PRESÈ DE CHEZ VOUS

邦題:

ありふれた事件

原題訳:

ありふれた事件

製作年:

1992年

製作国:

ベルギー

上映時間:

ジャンル:

コメディ ドラマ 犯罪もの

監督:

レミー・ベルヴォー アンドレ・ボンゼル ブノワ・プールヴールド

主演:

ブノワ・プールヴールド

あらすじ

殺しを繰り返す男性ブノワの映画を撮る為に密着撮影する映画スタッフ。何故かブノワが殺した人たちの“処理”を任されたりするのだが…。ライバル映画スタッフは別の殺し屋に密着して殺し屋同士の対決も…。

クリックすると下にジャンプします詳しいストーリー感想・レビュー

詳細作品データ[写真画像付き]IMGs' COPYRIGHT notations

主要登場人物

Main Cast:メインキャスト:役名:
Benoit Poelvoordeブノワ・プールヴールド殺し屋ブノワ・“ベン”
Rémy Belvauxレミー・ベルヴォー映画スタッフの監督・リポーターのレミー
Valérie Parentヴァレリー・パラン黒髪の女性ヴァレリー
Jenny Dryeジェニー・ドリー金髪の女性ジェニー

アカデミー賞

Winner:受賞:
Noneなし
Nominee:ノミネート:
Noneなし

スタッフ(製作・監督・脚本・撮影・音楽)

Producers:製作:
Rémy Belvauxレミー・ベルヴォー
André Bonzelアンドレ・ボンゼル
Benoit Poelvoordeブノワ・プールヴールド
Directors:監督:
Rémy Belvauxレミー・ベルヴォー
André Bonzelアンドレ・ボンゼル
Benoit Poelvoordeブノワ・プールヴールド
Writers:脚本:
Rémy Belvauxレミー・ベルヴォー
André Bonzelアンドレ・ボンゼル
Benoit Poelvoordeブノワ・プールヴールド
Vincent Tavierヴァンサン・タヴィエ
Cinematographer:撮影:
André Bonzelアンドレ・ボンゼル
Original Music:音楽:
Jean-Marc Chenutジャン・マルク・シュニエ

キャスト・出演者

Cast:キャスト:役名:
大きなクレジットは出現しないので全て下のカメオ欄をご覧下さい。

注目俳優(カメオ出演or下積み時代)

Cast:キャスト:役名:
説明:
Benoit Poelvoordeブノワ・プールヴールド殺し屋ブノワ・“ベン”
Rémy Belvauxレミー・ベルヴォー映画スタッフの監督・リポーターのレミー
Valérie Parentヴァレリー・パラン黒髪の女性ヴァレリー
Jenny Dryeジェニー・ドリー金髪の女性ジェニー
Alexandra Fandangoアレクサンドラ・ファンダンゴ子持ちの黒神の女性カリファ
Jacqueline Poelvoorde Pappaertジャクリーン・プールヴールド・パパートブノワの母親
Nelly Pappaertネリー・パパートブノワの祖母
Hector Pappaertヘクター・パパートブノワの祖父
「ありふれた事件」トレーラー
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ストーリー・ネタバレ

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ありふれた=日常のように人殺しを行う青年ブノワの映画を撮る為に映画スタッフが彼に密着した。警察に捕まらない為に死体処理の方法をカメラに向かい語るブノワはありふれた=日常のように死体を袋に詰めて川に落とした…。

青年ブノワは実家住まいで母親と祖父母と一緒に住んでおり母は雑貨店を自宅で開いている。スタッフはブノワについて家族にインタビューをするのだが、家族はブノワが殺人を犯していることを知っているが“温かく”見守っている。

ブノワの手口…月初めは郵便局員を殺す、なぜならばお年寄りに届ける年金を持っているから…。

ブノワのポリシー…貧乏人は狙わない…。

ブノワは久しぶりに彼女なのか何なのか関係のある女性ジェニーを訪ねるがスタッフはジェニーにもブノワのことを尋ねる。

それが終わるとブノワは老婦人の家を訪ね彼女が心臓病を抱えていると知ると驚かして老婦を気絶させる。そして老婦の蓄えをフィルム代金としてスタッフに渡すブノワ。慣れた手つきだ…。

映画スタッフを食事に誘うブノワ。ディレクターのレミー、カメラマンのアンドレ、録音技師のパトリックはブノワについていきインタビューを兼ねる食事をする。

次にブノワが訪ねたのは黒神の女性ヴァレリーのところだった。8歳くらい年下のヴァレリーを見初めたブノワ。ヴァレリーとのセッションではブノワはピアノをとても巧く弾くのであった。

廃工場を訪ねたブノワとスタッフだが同業者=殺し屋と出くわしてパトリックが殺されてしまった。急墜レミーが録音技師として音を録ることに。ブノワは敵を殺すのであった。

殺しを続けるブノワが廃屋を訪れた時またもや同業者=殺し屋に出くわし彼を殺すブノワ。なんとこの殺し屋にもブノワと同じく映画スタッフが密着しておりブノワは彼らを殺すと機材をレミー達に与えた。

ブノワはどうやらヤクザまがいのこともしているようで…と殺し屋を続ける彼に言っても…カリファという女性と彼女の息子を養っていた。ドヤ顔を見せるブノワの子供かどうかは知らないが…。

そしてカップルの家に上がり込みスタッフと一緒に女性を強姦し殺害までしたブノワ。

結末・ラスト

ボクシングをして首を痛めて入院するブノワ。快気祝いにスタッフや友人が集まったところでノリで友人フランコを殺すブノワ。向けられる視線は冷たいものがあった。そして映画スタッフにフランコの遺体を沈めさせるという手伝いまでさせるブノワだった。

何時ものように郵便局員を襲ったところでヘマをして逮捕されたブノワ。ブノワにとっては厳しい裁判だという…当たり前だ。だが判決前に脱走計画を立てたブノワは映画スタッフのレミー達に連絡を取り、脱走すると彼らに迎えに来させた。

ヴァレリーの家に匿って貰いに行くと彼女は何者かに殺されていた。そして自宅に帰ると母親まで…。そして隠れ家まで来るとブノワと映画スタッフは何者かに撃たれ絶命。カメラが虚しく回り続けるのであった…。

レビュー・感想・解説・評価

ストーリー・ネタバレはクリックミー(ページ上部へ移動)

「神様メール」の暴力的な神様を演じてtoikunが惚れたブノワ・プールヴールド主演作はこれぞ“シュール”と言うべき意図不明瞭な作品。だが何か面白さを感じてしまうのはtoikunが狂気に満ちているから…!?クエンティン・タランティーノ(「パルプ・フィクション」)が絶賛という事も有り観てみた。

監督を務めるのはプールヴールドとレミー・ベルヴォー、そしてアンドレ・ボンゼル。ベルヴォーとボンゼルは映画スタッフとして出演している。

キャストを!と言っても少しだけだが。

・主人公ブノワ(エンドロールではベンと出てくる)を演じるのはブノワ・プールヴールド。前述したが2016年に日本公開された「神様メール」ではどうしようもない横暴な神様を演じて楽しませてくれた。もしかしたら本作の殺し屋が神様に…なんて妄想したら面白い。

・他のキャストについては現在において分からない。だが母親役のジャクリーン・プールヴールド・パパートはプールヴールドという事で調べたらブノワ・プールヴールドのリアルな母親だ。

さて。

確かに「レザボア・ドッグス」のタランティーノが好きそうというのはイメージが浮かぶ。っても「レザボア・ドッグス」はマトモで非常に良質な作品だが。

差別用語や性暴力シーンなどに溢れて簡単にオススメするわけにはいかないし家族じゃ観られない作品。toikunが面白く思ったのはtoikunがその様な差別対象の人たちではないからかもだし、もしその様な人たちがご覧になったら明らかに気分を害される…かもしれない。←どっちだよ!でもモチロン作り手のプールヴールド達は真意で差別しようと思っているわけじゃあないから。

最近「アウトバーン」というドイツが舞台の作品を観て“映画愛に溢れている!”と思ったけど本作でも同様!懐かしの人たちの名前が出てくるが語れる程toikunは観ていないのでその人達はスルーする!

映画スタッフがブノワに密着するはじめの始めから描いたらもっと楽しかったかもネ!横暴、オレ様ブノワにスタッフが何の魅力を感じたのかor暴力でブノワが撮らせていたのか?

シュールながらも魅力たっぷりなところを見せるブノワ・プールヴールド、万歳☆

by .

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「貞子vs伽椰子」6月18日全国ロードショー(4DX/MX4D上映決定!) 公式サイト
「アウトバーン」6月10日(金)TOHOシネマズ六本木、新宿ほか全国ロードショー 公式サイト
「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」6月25日(土)全国ロードショー 公式サイト
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