インドネシア 円借款で国内最大港湾施設開発で合意
伊勢志摩サミットの拡大会合に参加するため日本を訪れたインドネシアのジョコ大統領は、安倍総理大臣と会談し、国内最大となる新たな港湾施設を日本の円借款を受けて開発することで合意しました。
伊勢志摩サミットの拡大会合に参加するため、日本を訪れたインドネシアのジョコ大統領は27日昼前、サミット会場のホテル内で安倍総理大臣と会談しました。
日本とインドネシアの両政府によりますと、両首脳はジャカルタの東、およそ120キロにあるパティンバンで計画している国内最大となる新たな港湾施設について、日本の円借款で開発することで合意したということです。
新たな港湾施設の総事業費は、インドネシア側の試算でおよそ30億ドル(日本円で3200億円余り)とされ、円借款の金額や運営への日本企業の参画などについて、今後、協議を進めることにしています。
パティンバン近郊には、自動車や電化製品など製造業を中心に日本企業が活動する工業団地が集まっており、新たな港湾施設には大型船が着岸できるふ頭が整備される予定で、物流の一大拠点となることが期待されています。
インドネシア政府は去年、高速鉄道事業を巡り、日本と激しい競争を繰り広げた中国に発注を決めましたが、日本にも大規模なインフラ開発を任せることで、日中のバランスを取るねらいもあるものとみられます。
日本とインドネシアの両政府によりますと、両首脳はジャカルタの東、およそ120キロにあるパティンバンで計画している国内最大となる新たな港湾施設について、日本の円借款で開発することで合意したということです。
新たな港湾施設の総事業費は、インドネシア側の試算でおよそ30億ドル(日本円で3200億円余り)とされ、円借款の金額や運営への日本企業の参画などについて、今後、協議を進めることにしています。
パティンバン近郊には、自動車や電化製品など製造業を中心に日本企業が活動する工業団地が集まっており、新たな港湾施設には大型船が着岸できるふ頭が整備される予定で、物流の一大拠点となることが期待されています。
インドネシア政府は去年、高速鉄道事業を巡り、日本と激しい競争を繰り広げた中国に発注を決めましたが、日本にも大規模なインフラ開発を任せることで、日中のバランスを取るねらいもあるものとみられます。