被爆3世を取り上げた映画の試写会 核兵器廃絶に期待の声
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被爆3世の女性を取り上げた映画の試写会が28日夜、東京都内で開かれ、集まった人たちからは、広島を訪問したオバマ大統領の核兵器廃絶に向けた今後の取り組みに対する期待の声が聞かれました。
上映されたのは、祖母が長崎で被爆した被爆3世の女性が長崎や福島などを訪ねるドキュメンタリー映画「アトムとピース」で、28日夜、早稲田大学で開かれた試写会にはおよそ70人が参加しました。
集まった人たちからは、27日、オバマ大統領が広島を訪問したことについてさまざまな意見が聞かれました。長崎市出身の20代の女性は「被爆者の人たちといろんな話をしたと思うので、感じたことを世界に発信してほしい」と話していました。
70代の男性は「現職のアメリカの大統領が被爆地を訪問したこと自体に大きな意味があると思う。核兵器廃絶に向けた今後の取り組みに期待したい」と述べました。
試写会のあと、監督や研究者などによる討論会が行われ、長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木達治郎センター長は「オバマ大統領の所感に核兵器の削減を具体的にどう進めるかというメッセージがなかった点は残念だが、科学技術は人類を滅ぼすこともできるということを広島から訴えたことには大きな意義があった」などと評価しました。
集まった人たちからは、27日、オバマ大統領が広島を訪問したことについてさまざまな意見が聞かれました。長崎市出身の20代の女性は「被爆者の人たちといろんな話をしたと思うので、感じたことを世界に発信してほしい」と話していました。
70代の男性は「現職のアメリカの大統領が被爆地を訪問したこと自体に大きな意味があると思う。核兵器廃絶に向けた今後の取り組みに期待したい」と述べました。
試写会のあと、監督や研究者などによる討論会が行われ、長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木達治郎センター長は「オバマ大統領の所感に核兵器の削減を具体的にどう進めるかというメッセージがなかった点は残念だが、科学技術は人類を滅ぼすこともできるということを広島から訴えたことには大きな意義があった」などと評価しました。