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【伊勢志摩サミット】
「海女さん」「おもてなし」に感動の海外メディア、乾杯の日本酒には問い合わせ殺到…早くもサミット効果
主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)閉幕から一夜明けた28日、伊勢神宮(三重県伊勢市)や会場となった賢島(同県志摩市)には観光客が訪れ、各国首脳に食事会で提供された地元日本酒に問い合わせが殺到するなど、早くも“サミット効果”が現れ始めた。一方、取材に当たった海外報道関係者からは、テロ警備や日本流の「おもてなし」を評価する声が聞かれた。
各国首脳の訪問で一躍国際的な知名度を向上させた伊勢神宮。この日は朝から参拝客らが訪れ、内宮や門前町にある観光地「おかげ横丁」などは、徐々に活気を戻し始めた。
津市の会社員、山田幸代さん(53)は「普段は県内に住んでいてもなかなか来ることはなかったが、サミットを見て久しぶりに来た。『ここをオバマさんたちが通ったのか』と思いを巡らせながら参拝します」と話した。
立ち入り規制が解除された賢島にも、早くも観光客の姿があった。三重県鈴鹿市の会社員、内山周二さん(62)は「サミット会場の賢島はどんな雰囲気なのか気になり、思い立って妻と一緒に来ました。これから(首脳が泊まった)志摩観光ホテルを見に行きます」と笑顔を見せた。