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　例年になく急激に人口が急増する現象、いわゆるベビーブームが世界規模で起こったのは第二次大戦後のことだ。日本では1947年〜1949年、そして1971年〜1974年の2度起こり、その頃に生まれた世代はそれぞれ「団塊の世代」、「団塊ジュニア」と呼ばれている。

　一方アメリカにおけるベビーブームは第一次世界大戦後にあたる1918年〜1929年と、第二次世界大戦後の1946年〜1959年だといわれている。2度目のブームの到来では数百万人の復員兵たちが1944年に制定されたGI Bill（復員兵援護法）の助けを借りて家を購入し、新しい家庭を作った。その結果、当時の米国内における新生児数は過去最高に達した。
　
　このブームで誕生した世代がアメリカ社会に大きな影響を及ぼしたことは言うまでもない。ベトナム反戦やヒッピー文化、ウーマンリブ、ロックの興隆、そして現在ではこの世代の高齢化に伴う社会現象が生まれつつある。

　ここでは、成長するにつれ一国を揺るがしかねない数の新生児が次々に産声をあげた、第二次世界大戦直後の世界各国のベビーブームを記録した写真を見ていくことにしよう。

1.イギリス・ロンドン（1945年1月25日）
クイーン・シャーロット病院で新しい命の到着を待つ看護師


2.日本（1948年）
戦後の日本の孤児院の乳幼児　



3.イギリス、ロンドン（1947年12月1日）
ロンドンのガイ病院で赤ちゃんを抱く看護師



4.イギリス、ウェスト・ミッドランズ州コベントリー（1952年）
ベビーブームの子どもたちで埋め尽くされたウォルスグレイヴ炭坑学校



5.イギリス、ウェスト・ミッドランズ州コベントリー（1952年）
遊び場で遊ぶ子どもたち



6.イギリス（1953年1月31日）
27歳の英国人アイビー・ボーンは三つ子たちと双子たちの母。彼女には1組の三つ子と4組の双子を含め、22人の子供がいた。



7.イギリス（1955年3月）
フィンスェーター家の三つ子



8.フランス、パリ（1946年1月1日）　
パリの病院での新生児と看護師たち



9.フランス、パリ（1946年1月1日）
パリの産科病棟での新しい年の最初の赤ちゃん



10.アメリカ、ニューヨーク（1946年3月15日）
赤ちゃんのおむつ替えをする新人ママたち



11.アメリカ、ワシントンDC（1946年5月16日）
セントアンの新生児ケアセンター（St. Ann's Infant Asylum）で多くの乳児の一人を世話する看護師



12.イギリス、ロンドン（1947年3月）
ロンドンのホロウェイ刑務所の病棟で自分の赤ちゃんを入浴させる囚人の母親たち



13.イギリス（1950年）
イギリスの赤ちゃんショーの参加者


via:1945-1955　Baby baby boomers・translated byいぶりがっこ / edited by parumo

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