どうも、Toshiroです。いつもお読みいただきありがとうございます。今回は「投資と消費の違い」というテーマで書いてみます。
投資と消費
投資と消費の違いやそれぞれの定義について書くときりがないので、すこし強引ではありますが、わかりやすいように砕けた表現をしようと思います。
投資とは、将来の利益のためにお金を払うことを言います。逆に消費とは、その場限りのお金の使い方を言います。
投資の例を挙げるならば教育が分かりやすいと思います。英語の勉強をして英語を習得すると、今まで日本での仕事しか受注できなかったのが海外の仕事も受注できるようになり、利益が拡大する、というようなことが出来るようになります。
逆に消費とは、教育のような将来的にリターンが期待できるようなものではなく、その場で消えてしまうようなものです。例えば、食事や交通費、光熱費などです。バッグや車といったものも消費になります。
このようにお金の使い方には投資と消費の2つがあります。あまりいい表現ではないですが、常にお金に困っているような人ほど消費をします。お金は使ったらそれで終わりだと考えています。
逆にお金持ちは常に使ったお金をいかに回収するかを考えます。使って終わりではなく、使った後のことを考えています。よくお金持ちほどお金を使うと言いますが、あれば消費をしているのではなく、投資をしています。多くのお金を投資に使うからこそ、多くのお金が入って来るのです。
消費は罪悪なのか
一般的に消費は罪悪だと考えられているようです。しかし私はそうは思っていません。消費は楽しいですからね(笑)車や家、バッグなどを購入することは消費にあたります。車や家といったものは買った瞬間から価値が下がり続けるので負債になるのです。
とはいっても新しい家や車があったら実際嬉しいですし、その嬉しいという感情に価値がないとは到底思えません(品物が負債であることに変わりはないのですが)。
また食費、光熱費、交通費といったものは消費ではありますが、これらの消費を0にすることは出来ません。確かに節約は大切ですが、今の時代電気なしで生活することは出来ません。消費というよりも必要経費という風にとらえた方がいいかもしれません。
消費を投資へ
消費が罪悪とまでは思いませんが、消費が少ないに越したことはないです。そこで私が行っているのが、出来る限り消費を投資に近づける、ということです。
例えば食事。今は実家にいるので親が作ってくれた食事を頂いているのですが、1人暮らしをしていた時は常に外食でした。理由は単純で自炊が出来なかったからです。食事は言うまでもなく消費に当たるのですが、私は出来る限り投資に近いものにしようとしていました。
私がよく行っていたお店はほぼ同じ店です。同じ店に通い詰めて店主と仲良くなりました。店はチェーンではなく、個人が行う定食屋のようなところです。チェーン店には貸し借りの概念がないので関係を築けません。
店主と仲良くなるとどうなるかというと、同じ金額、同じメニューでも量が増えたり、特別な食材を入れてくれたりします。たまに食べログで「同じメニューなのに他の客よりも違うのが出てきたので星1です」「客を差別するのってどうなんですか?」みたいなのがあるのですが、常連客に特別な対応をするのは珍しいことではありません。チェーン店ではあり得ないことですが、貸し借りを理解している店主が営む店ならごくごく当たり前のことです。食べログでそのような意見が出るということは、その店の店主は貸し借りを理解している証拠ですからむしろ高評価ですね。
また店主と仲良くなっておくと、いざという時に店主がこちらを立ててくれます。例えばビジネスで得意先と食事をする時などですね。いつも通っている慣れたお店で、且つ店主がこちらの味方になってくれているのは、商談(食事と言えども商談みたいなものです)において非常に有利に立つことが出来ます。それで有益な情報が獲得できたり、場合によっては契約に至るかもしれません。ものすごい投資効果と言えるでしょう。
あと以前奈良ホテルという立派なホテルを利用しました。
奈良ホテルと言っても一番安い部屋に泊まったので大そうなことではないのですが、奈良ホテルの一流のサービスを受けることで本当に色々と勉強になりました。細かいことですが、お辞儀の仕方、話し方や失礼のない言い回し、ロビーから客室までの数分間の会話など、得たものは多かったです。
普通に泊まって贅沢な気分を味わうだけでは消費ですが、学んだことを次に活かすことが出来れば、投資になりうるかもしれません。現段階では消費になるか投資になるかはわかりませんが(消費にしてしまいそう・・・)。
このように普段なら消費になることでも、上手いこと使えば投資になることもあります。あまり一般的なやり方ではないですけれどもね。でもそういう消費ではなく、投資にしてやるんだ、何かに活かしてやるんだ、という気持ちは大切にしたいと私は考えています。
投資は絶対に理解すべき
ここまで投資と消費について長々と書いてきたのですが、投資の概念は絶対に知っておかなければならないことです。消費が悪いことだとは私は思っていませんが、消費の割合が少ない方がいいのは確実です。
でも実際のところ多くの人が、お金は使ったら終わりだ、と考えています。使ったお金が増えて戻って来るという発想がありません。なので常に消費を繰り返します。
確かに投資にはリスクが付き物です。ここまで読んでくださった方なら分かると思いますが、投資は基本的に先払いです。先にお金が出ていって、後から増えて戻ってきます。場合によっては減って戻って来ることや、そもそも戻ってこないこともあります。このリスクは避けて通ることが出来ません。なのでリスクヘッジのために、事前に色々と入念に調査したり、準備する必要があります。
投資ははっきり言って難しいです。しかしだからといって消費を続けているとお金の知識が付きません。最悪の場合、お金に利用されるようなことにもなりかねません。意外に思われるかもしれませんが、宝くじに高額当選した多くの人が自己破産しています。高額当選すると銀行から「お金の使い方」というような冊子を渡されるくらいです。なぜ自己破産するのかというとお金の使い方を知らないからです。お金は消費するものだと思っているので、家や車を買ったり、家族や友達に奢りまくったりして、お金が底をつきてもその感覚が抜けられず借金して破産していく人が多々います。
もしお金の使い方を知っている人が宝くじに高額当選したら(そもそも買わないと思いますけれども「宝くじは基本的に勝てない - arto総研」)、ポートフォリオを形成して資産運用を行うことでしょう。
宝くじの例は少し極端ですが、投資を理解していないとそのようなことにもなりかねません。日ごろからお金を使う時に「これは投資?消費?」と考える癖をつけるようにすると、生活も変わっていくかもしれません。
本日もお読みいただきありがとうございました。
Toshiroでした。それでは、また。