吉田博行
2016年5月28日18時33分
洲本市の由良港の海中で27日、ウミウシの仲間の「ヤマトメリベ」4匹が漂っているのを住民が見つけ、捕獲した。神戸市立須磨海浜水族園によると、国内でも発見例はあまり多くなく、詳しい生態は謎に包まれているという。4匹は同水族園に引き取られ、うち2匹が早ければ来週末ごろに展示される予定。
地元の住民グループ「国立公園成ケ島を美しくする会」会長の花野晃一さん(72)らが27日、クラゲの群れに交じって海中を漂うヤマトメリベを発見した。数年前にも会員が同港で1匹を見つけたことがあり、特徴のある体つきから一目で分かったという。昼までに4匹を網ですくい、同水族園に連絡して引き渡した。
発見されたヤマトメリベは体長30~40センチ。クラゲのような半透明の体をくねらせて水中を漂う。同水族園によると、ラッパのように大きく広がる頭部で、プランクトンなどのえさを包み込んで食べるという。背中にピンクの斑点がついたひれ状の突起があり、体からは果物のような甘酸っぱいにおいを放つ。
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