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石川周遊バス 試験運行へ 輪島市 千枚田など観光地巡る
輪島市は、北陸鉄道グループの北鉄奥能登バスと連携し、輪島市内の観光施設や世界農業遺産の象徴で国名勝「白米千枚田」などを巡る試験運行を七月から十一月まで実施する。今年三月まで金沢市内で「城下まち金沢周遊バス」として運行していた小型ボンネットバスを活用。市が六月補正予算案に「わじま周遊バス実証事業費補助」として六十万円を充てた。 周遊バスの試験運行は土日曜日と祝日に行う。道の駅輪島ふらっと訪夢発着で、県輪島漆芸美術館、輪島塗会館、輪島工房長屋、輪島キリコ会館、千枚田ポケットパークを巡る。わじま周遊バスに活用する小型ボンネットバスは、北鉄が二〇〇七年から今年三月末まで運行していたもののうち、青色の「犀星号」と赤色の「鏡花号」の二台。市内では青色のバスが周回する。市は新たにバスの名称を付ける予定。運賃は一日フリー切符を用意し五百円。 市は、レトロな雰囲気のボンネットバスによる試験運行を観光の目玉の一つとし、本格運行につながるよう期待している。 このほか、〇一年度から一三年度まで運行した和倉温泉−輪島間の特急バスを十月から復活させる。来年三月末まで、土日曜日に北鉄が運行。運賃は片道千五百円。利用状況を見て一七年度も続行するか検討する。特急バスは不採算で廃止となったが和倉温泉観光協会などの要望を受けて走らせる。バス運行負担金は市と県が各五十万円、同協会が百万円となる。 (山本義久) PR情報 |
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