トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

阪神・岩貞がプロ初完封

2016年5月28日 紙面から

ヒーローインタビューで笑みをみせる阪神・岩貞(田中太一撮影)

写真

◇阪神1−0巨人

 防御率リーグ1位の菅野と、同2位の岩貞。軍配は、自己最多の126球を投げた阪神の左腕に上がった。被安打3のプロ初完封で4勝目を挙げ「気持ちいい。鳥肌が立った」と爽快に笑った。

 得点は初回の1点のみ。右打者を8人並べた巨人打線に真っ向勝負を挑み、「スミ1」を懸命に守った。4回は連続四球で無死一、二塁とされたが、クルーズを速球で遊ゴロ併殺打、さらに2死一、三塁で、岡本を武器である外角低めへのチェンジアップで空振り三振に仕留めた。

 1994年5月24日の藪以来、22年ぶりとなる巨人戦初登板完封勝利。東京ドームでの「スミ1」完封勝利は92年8月23日以来、24年ぶり2度目の快挙。

 昨季までは四球から崩れるのがパターンだったが、今季はそのイメージを拭い去った。「失投での四球ではなく、厳しいコースを突いての四球。落ち着いて投げられている」と自己分析した。

 熊本県出身のプロ3年目で巨人とは初対戦。少年時代を振り返り「小さい頃から(テレビで)よく見ていた、一番憧れていたのは高橋由伸監督です。そんなチームに投げられて、最高の結果を出せて、本当に良かった」というチームから最高の形で白星をもぎとり「それが当たり前になる投手になりたい」と高みを見据える。今季のチーム初完封を果たした男は、金本監督に「投げっぷりがいいよな。落ち着きもあったし、きょうは岩貞の日。ありがとう、おめでとう…。言葉がいっぱいありすぎて見つからないなあ。素晴らしいピッチング。参りました」と言わしめた。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ