名古屋市営地下鉄東山線の車内広告がごっそりマイナンバー制度のものになっていた。
中吊り、窓上、ドア横、全部マイナンバー。
全部マイナンバーっていうのは気持ち悪いなあと思いつつ暇なので広告を読んでいると、ある箇所に目が止まった。
身分証にもなる顔つきのカードだよ。
ICチップの機能を使ってコンビニで住民票をとれたりするから、忙しくて市役所に行けないときでも便利でしょ?
まあ、便利といえば便利だ。
市役所は休日には空いていない。
平日仕事の人はなかなか住民票を取りにいけない。
それがコンビニでも取れるというのだから、まあ便利というのは間違いないだろう。
でも思うのだ。
平日に誰でも住民票を取れるような社会風潮を作ればこんなことする必要ないのになあ…って。
生き辛い社会
『コンビニでいつでも住民票が受け取れる!』なんてことをメリットとして上げているあたり、この国は狂気に満ちている気がしてならない。
誰でも自由に平日に市区町村役所に行って住民票くらい取りにいけるような社会を政府主導で作っていけばいいじゃん…って思うんだよね。
「自由」ってのが難しいなら、有給を促進するとか、フレックスタイム制度の導入を進めていくとかさ。
有給は2010年の改正で労使協定を締結した場合は「時間単位」で取得できるようになったけど、いっそのこと「時間単位の有給」労使協定関係なくすべての使用者を対象にしても良いんじゃないかな。
でもこの場合だったら有給よりもフレックスタイム制度の方が理想的かな。
「住民票取りに行くから9時に出社できず10時になりそうだけど、その分退社時間も1時間遅らせるよー」ってことをできるようにしてほしい。
フレックスタイムなんて本来こんな風に使うものではないんだろうけど、それくらい柔軟にしてほしい。
こういうことが認められなかったり、コンビニで住民票をとれるようにしておけば便利になるだろうって発送に至るあたり、生き辛い社会だなあっと思う。
便利といえば聞こえがいいけど、自由に住民票も取りに行けないって本当生き辛い社会だよな pic.twitter.com/wuDmdBn1GC
— 団子 (@S_dango) 2016年5月28日
おしまい。