17歳の韓国人少女が、今月30日から6月1日にかけて慶尚北道慶州市で開催される国連広報局(DPI)/非政府組織(NGO)会議で、旧日本軍の従軍慰安婦問題における正当な解決のため、日本政府に心からの謝罪を求める。
坪村高校(京畿道安養市)に通う2年生のイ・イェジさんは、世界YWCAが31日、第66回DPI/NGO会議で主催する「韓半島(朝鮮半島)の平和のための女性たちの努力と歩み:Women Cross DMZ」で韓国の発表者を務める。
安養YWCA所属のイ・イェジさんは、青少年4000人が活動している韓国YWCA Y-ティーン全国協議会の会長も務めている。Y-ティーン全国協議会は「旧日本軍従軍慰安婦」を今年の重点運動のテーマに決め、慰安婦問題解決のためキャンペーンや署名運動を展開している。
イ・イェジさんはこの日、「同じ歴史を繰り返すのですか」と問い掛け、慰安婦問題の根本的な解決こそ平和を実現する道であることを強調し、日本政府の心からの謝罪と反省を要求する予定だ。
イ・イェジさんは「差別がなく、痛みを包み込んで共に泣き、平凡に生きられるのが平和だと思う。戦争で捕虜になって性的暴行を受ける他国の女性や子どもの姿は、旧日本軍の慰安婦たちが受けたのと同じ苦痛を経験している」と語った。
そして、「旧日本軍による従軍慰安婦問題を受け流すなら、今日起こっているおぞましい状況を見過ごすなら、私たちの平和は完全な平和ではないだろう」と、問題解決に積極的に乗り出すよう訴えた。